夏が来る前に狙いたいオープンカーベスト10≪後編≫ 【なんでもベスト10】

所有した経験がない人はもう一歩踏み込むべし

車で非日常を満喫するのに、屋根の開くオープンカーはうってつけです。わかってはいても、なかなかオープンカー購入に至らないのが一般的でしょう。それには意識改革が必要なんです。車は一生モノではありません。購入してみて気に入らなければ、買い替えればいいだけのことです。もっと気楽に車の売買を考えれば、オープンカー購入へと踏み切れるでしょう。気になる車は中古車カタログや物件をご覧ください。

第5位は日産フェアレディZロードスター(現行型)。国産スポーツカーを代表するフェアレディZのオープンカーは、かなりお買い得に楽しめます。パワフルな3.5LのV6エンジン、オープンカー、年式などを考慮すれば、コストパフォーマンスは相当高いです。現行型なのに、初期モデルなら新車時価格の半分程度で狙えるんですから。個人的には6速MTよりも、5速ATでラクチンにスポーティドライブを楽しみたい車です。子離れした夫婦が乗っているとオシャレに見えます。

第4位はダイハツコペン(現行型)。生産台数を考えれば、ロボットを導入するよりも安上がり、ということで手作り生産されているコペン。軽自動車なのに電動メタルルーフを採用した意欲作です。なかなか値落ちせず、根強い人気を保っています。ということは、中古車を購入して楽しんでも、1年くらいではそうそう下取り価格は変動しないと予想できます。燃費も維持費も安い軽自動車で、そこそこにスポーティなオープン2シーターを楽しめるんです。誰にでもオススメです。

第3位はVWニュービートルカブリオレ(現行型)。家族4人で乗ってほしいオープンカーです。もちろん独身の人が乗ってもいいのですが、家族で使っていると“ほんわか"した雰囲気が周囲に笑みをもたらすことでしょう。オープンカーを家族で使うって発想、誰もしませんよね? 荷物が積めない、とはいってもちゃんとトランクはあります。日常においてオープンカーであることに不満を覚えることは少ないのでは?こんな車で幼少期を過ごす子供は、きっと車好きになります。

第2位はM・ベンツCLKカブリオレ(旧型)。新車時価格は750万円と、ワンランクもツーランクも上のクラスが狙える価格です。だから、新車であまり売れなかったのでしょう。結果として、中古車物件も少ないんです。でも、そんな車も今なら200万円ほどで狙えます。国産ミニバンの新車より安いんです。ニュービートル同様、家族で乗ってほしいと個人的には思っています。「氏より育ち」というくらいですから、子供にゆとりある体験をさせてあげてみてはどうでしょう?

第1位はポルシェボクスター(旧型)。2.5Lエンジンを搭載した初期モデルは、「ポルシェ」の割にそこまで速くありません。でもポルシェはポルシェ。ステアリングのダイレクトなフィーリング、どんな状況でも車をガッチリ止めようとするブレーキなどは“さすが!"と思わせてくれるでしょう。3.2Lエンジンを搭載したボクスターSや、後期型のボクスターはちゃんと速いです。予算に応じた選択をすればいい話です。リーズナブルにポルシェデビューしてみませんか?