Report / 古賀 貴司

ビジネスで大成功するか、宝くじを当てて買おう

最近、ロト6が当たったサラリーマンのTVドラマが放映されています。というわけで、担当者がロト6を当てたら買いたいもの、そして人生において一度は味わっておいたら幸せではないか、と思った車を選んでみました。全車、ハッキリ言って高いですが、なかには思わぬコストパフォーマーも。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。こんな車が欲しいと思ったアナタ、ロト6かジャンボ宝くじを買いに行きましょう。

第10位は日産GT-R(現行)。巷では「味がない」という批判めいた意見もあるようですが、絶対的性能は一般的に購入できる市販車のなかではピカイチです。1000万円以下でこれほどの性能を味わえる日本人は、幸せだといっていいでしょう。中古車市場でもチラホラ見かけるようになりましたが新車価格と変わらず、お買い得感はありません。でも需要と供給が中古車相場を形成していますから、いつ値落ちするかわかりません。気になる人は定期的に相場をチェック!

第9位はランボルギーニムルシエラゴ(現行)。ドアが跳ね上がって開くガルウィングに、とてつもなく力強いサウンドを奏でるV12気筒エンジンは文化遺産といってもいいほどです。4WDなので路面に食らいつくような走りが堪能できます。目立たぬことが美徳とされる日本ですが、もっとガツガツ目立つ成功者がいてもいいのでは? 商売で成功したあかつきに、もしくは宝くじを当てて、ムルシエラゴを狙ってほしいものです。大分、安くなってきたといっても2000万円ですが。

第8位はフェラーリ360モデナ(絶版)。本当はF430をオススメしたかったのですが、デビューから3年たった今でも新車時価格とあまり変わらない中古車相場には閉口してしまいます。それよりも360モデナはお買い得感があります、1000万円くらいはしますが・・・。アクセルを踏み込む量と比例するかのように高まるエグゾーストノートは、所有した人だけがわかる高揚感たっぷり。性能うんぬんでは語りきれない何かがフェラーリにはあります。人生に一度はぜひ。

第7位はトヨタセンチュリー(現行)。政治家、会社役員御用達のトヨタが誇る最高級車です。新車価格は1000万円クラスですが、コストはそれ以上と噂されているほど手がかかっています。中古車なら100万円台後半からでも狙えるので、“予算無視!"と謳ったわりには現実的な選択肢かもしれません。国産で唯一のV12エンジンはどんな回転域でも静かで振動を伝えず、アスファルトの路面をスーッと流れるように走る様は、まるで空飛ぶ絨毯。一度乗るとやみつきです。

第6位はM・ベンツGクラス(現行)。オフロードでの優れた走破性を実現させていますが、基本設計が古いため昨今の高級SUVとは比較にならないくらい乗り心地が悪いです。それでも人気なのは、時間がたってもあまり変化のない武骨で愛くるしいデザインだからかもしれません。そして、運転してみるとワクワク感たっぷり。高い目線から広がる広大な視野、道なき道を走りそうな柔らかくもしっかりした足回り、冒険心が掻き立てられるかのようです。

木曜日には第5位から1位を発表します。

フォトコレクション

写真:第9位:ランボルギーニムルシエラゴ(現行)|なんでもベスト10

第9位:ランボルギーニムルシエラゴ(現行)

写真:第8位:フェラーリ360モデナ(絶版)|なんでもベスト10

第8位:フェラーリ360モデナ(絶版)

写真:第7位:トヨタセンチュリー(現行)|なんでもベスト10

第7位:トヨタセンチュリー(現行)

写真:第6位:M・ベンツGクラス(現行)|なんでもベスト10

第6位:M・ベンツGクラス(現行)