値上がりしそうな車ベスト10≪前編≫ 【なんでもベスト10】
カテゴリー: クルマ
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2009/07/21
安いはずの中古車が、値上がりの兆候を見せている
スーパーカーの一部にはプレミアム価格で流通しているモノもありますが、一般的に中古車相場は新車時価格に比べれば安いものです。しかし、昨今の不景気によって新車の登録台数が減りつつあります。ということは、中古車市場に流通する台数にも次第に影響が出てきます。すでに現行モデルの高級輸入車では、オークション価格が店頭価格を上回る現象すら起こり始めているんです。この先、値上がりするかもしれない車たちに焦点を当ててみました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。
第10位はM・ベンツSクラス(現行)。デビューから4年たち、ちょっと安くなったところで現在値上がり中。最近、中古車オークションでも値上がりしているそうで、中古車販売店も仕入れに苦労していると聞きます。値上がりする前にうまく購入した人は、思いのほか下取り価格が高いでしょう。ちょっと前まで400万円台の物件も出回っていましたが、最近ではかなりレア。自動車の新しい時代を感じさせてくれるような、“魔法の絨毯”的乗り心地が満喫できます。300万円台、待ってます!
第9位はポルシェ911(現行)。思いのほか高値安定している911。旧型は順当に値下がりしていますが、現行型は値上がりの兆候すら見せています。旧型の需要は少なく、現行は需要が高いんでしょうね。新車時価格と比較してリーズナブルな価格ながら現行モデルで、性能はピカイチで、しかも維持費がほかのスポーツカーに比べて安い、というのが人気の理由でしょう。次世代911が登場するまでは、中古車相場はこれ以上下がらないように見受けられます。
第8位はM・ベンツSLクラス(現行)。前期型はいい感じで値下がりし続けてきたSLですが、400万円弱が攻防戦になっているようです。そして後期型(ヘッドランプが変わった)。不景気の煽りを食らって後期モデルは新車販売が芳しくなく、レアな存在になりつつあります。新車価格よりは安いものの、思いのほか高値安定しそうな兆候があります。オープンカーなのに、M・ベンツの高級セダン顔負けの走りと快適性が兼ね備わっています。前期型、安いうちに買っておいて後悔しないと思います。
第7位はスパイダー(現行)。“壊れたら…”というイメージが強いからか、中古車相場は弱含み。しかし、いくらなんでも下がりすぎでしょう。正真正銘のスーパーカーブランドが作った車で、走りの過激さだってスーパーカー。ドイツ車なんかと比べれば文句のつけどころはたくさんあるかもしれませんが、官能評価は最高峰です。中古車の販売台数も少ないですから、需要がちょっとでも強まれば、中古車価格はいっきに上昇する素地があります。300万円台って安すぎです。
第6位はホンダS2000(現行)。ホンダ渾身の力作だけあって、10年選手ながら中古車相場は下げ止まった感があります。今は中古車市場にたくさん流通していますが、これから程度の良いものには“それなり”の値段がつけられることが想定されます。今後は、NSXのようなプレミアムプライスになることもあり得ます。車としては塊感たっぷりのボディ剛性が、シャキシャキしたドライブフィールにつながっています。2LのNAエンジンなのに250psを叩き出すってホンダならでは、です。