マツダ アクセラ/アクセラスポーツ(旧型)【概要&変遷編】
2009/06/03
世界に打って出たマツダ渾身の新世代スポーツコンパクト
OVERVIEWモデル概要
優れたプラットフォームを採用し欧州車とガチンコ勝負
強豪ひしめく欧州Cセグメント市場に投入すべく開発されたのがアクセラ。ライバルとなるのは、フォルクスワーゲン ゴルフやプジョー 308などの定番車だ。アクセラのプラットフォームは、世界ラリー選手権で活躍するフォード フォーカスや、衝突安全性で定評のあるボルボ S40/V50にも供給されており、その能力の高さをうかがい知ることができる。MECHANISMメカニズム
トルクフルな走りを実現するエンジンは3種類
世界戦略エンジンを搭載。いずれも直4DOHCで、吸気バルブ側に連続可変タイミング機構を採用する。排気量は1.5L、2L、2.3Lの3種で、2.3L直噴エンジンにターボを装着した6MTのマツダスピード仕様も用意。2L車は全車ATで、2006年6月のマイチェンで4速から5速へ進化(4WD除く)。1.5Lは5MTと4AT。2.3Lは2L同様、マイチェン前が4AT、後が5ATとなるが、前期型には5MTも用意。EXTERIOR & INTERIOR内外装
2つの異なる外観と、往年のスポーツカーを彷彿させる内装
セダンとスポーツで外板のほとんどが異なる。セダンはマッシブながら、抑揚を抑えたエレガントなデザイン。スポーツはフロントからリアフェンダーへと続くラインに抑揚をもたせ、躍動感を表現。内装は共通で、インパネには丸型3眼メーターが並ぶ。黒基調ダッシュボード+赤色イルミネーションもスポーツカーテイスト。ステアリングにテレスコピック調整機構を付けるなど、欧州車並みの装備をもつ。DRIVING IMPRESSIONドライブフィール
マツダの総力を結集し、グローバルに通用する運動性能を実現
ドライブフィールをひと言で表せば、「ドイツ車以上にドイツ車的」。操舵力はどっしりと重いが、操舵フィール自体は滑らか。乗り心地はダンピングが強めだが、ゴツゴツ感は小さい。街乗りから高速走行までオールマイティにバランスが良いのは2L車だが、1.5Lでも実用域では不足はない。ドライビングの基本を身につけたいビギナーなら、1.5Lの中古車を安価に手に入れるのも賢い選択と言える。TIMELINE主な改良・変更・追加
2008年 | 1月/一部改良 | 使い勝手を向上させる装備の追加など、細かな変更を実施 | |
セダンには新たに20Eを追加。アルカンターラ&本革コンビシートやアルミペダルといった専用装備に加え、本革巻きステアリング&シフトノブやブラックアウトメーターなどが採用された |
セダンの20Sとスポーツの23S、20Sのアウタードアハンドルをクロームメッキに変更。また、遮音材を新たに追加するなどの変更も行われた。 |
SPECIFICATIONS代表グレードスペック
2003年10月(デビュー時) | 2006年6月(MC時) | |||
---|---|---|---|---|
グレード | アクセラ 15F | アクセラスポーツ 23S | アクセラ 20S | アクセラスポーツ 15C |
駆動方式 | FF | FF | FF | FF |
トランスミッション | 4AT【5MT】 | 4AT | 5AT | 4AT【5MT】 |
全長×全幅×全高(mm) | 4485×1745×1465 | 4485×1745×1465 | 4510×1745×1465 | 4400×1745×1465 |
ホイールベース(mm) | 2640 | 2640 | 2640 | 2640 |
車両重量(kg) | 1210【1180】 | 1280 | 1260 | 1240【1210】 |
乗車定員(人) | 5 | 5 | 5 | 5 |
エンジン種類 | 直4DOHC | 直4DOHC | 直4DOHC | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1498 | 2260 | 1998 | 1498 |
最高出力[kW(ps)rpm] | 84(114)/6000 | 126(171)/6500 | 110(150)/6500 | 84(114)/6000 |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 140(14.3)/4500 | 214(21.8)/4000 | 183(18.7)/4500 | 140(14.3)/4500 |
10・15モード燃費(km/L) | 16.6【17.4】 | 11.6 | 14.2 | 17.4【18.0】 |
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マツダ アクセラ/アクセラスポーツ(旧型)【概要&変遷編】/旬ネタ
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