世界でここだけ!? 「車マンガカフェ」がカフェ激戦地の名古屋にあった
2015/12/04
オーナーズクラブでの交流から始まった唯一無二の「車マンガカフェ」
メルセデス・ベンツにレクサス、アウディ、フィアットなど、ここのところ各メーカーがこぞって自らの名前を冠した「カフェ」をオープンしている。しゃれた雰囲気でそれまでの車ファン以外でも楽しめる身近さが特徴だ。またイベントなど期間限定の店舗ではなく、常設店舗というところに各メーカーの気合いを感じる。そんなメジャーな存在になった「車カフェ」に対し、なんと新たに「車マンガカフェ」と呼べるものが今年7月にオープンしたことをご存じだろうか。それも常設店舗で、日本一のカフェ(というか喫茶店)激戦地・名古屋にだ。
それが今回ご紹介する「カノカレかふぇ」(愛知県名古屋市昭和区石仏町2-25)。亡くなった父からポルシェ 911カレラRSを受け継いだ主人公、轟麗菜の日常を描いた麻宮騎亜さんの人気漫画「彼女のカレラ」※(以下「カノカレ」)をモチーフにしたカフェだ。オーナーの後藤さんは麻宮さんとはオーナーズミーティングで知り合ったというポルシェ仲間で、「カノカレ」の愛読者だったという。ポルシェをテーマにしたカフェは数あれど、ポルシェ漫画のカフェはどこにもない。そこで「カノカレ」のカフェをオープンしたい! と麻宮さんに相談したのだが、実は当初反対されたのだという。
「この場所はもともと、先生が名古屋に来たときのたまり場だったので『僕の寝る場所がなくなる』って言われました(笑)」。また麻宮さんには、別の反対理由もあった。「正直驚きました。既存のカフェを期間限定でコラボするのではなく、建物自体を実際に建ててしまうと聞きましたから」。そう、「カノカレかふぇ」は後藤さんが建物からこだわって一から作ったカフェなのだ。
店内は原画が並ぶ「カノカレ」づくしの雰囲気
店内には麻宮さんの希少な原画が所狭しと飾られており、コーヒーも「麗菜」「愛華」「ぱるこ」など、キャラクターの名前が付けられている。「コンセプトは、オーナーズミーティングの延長。ポルシェに限らず、車好きの方に来ていただいて、お客さん同士が友達になってほしいですね」と後藤さん。そんなこだわりのカフェの様子を以下写真でご覧いただきたい。
ちなみに営業時間は午前11時~午後5時。基本的に毎週金・土・日曜のみの営業だが、祝日などの影響で臨時休業や臨時オープンする場合があるので、事前にホームページでチェックしたうえでご来店を。駐車場は店舗前に数台分用意されている。
※『週刊プレイボーイ』(集英社)などでの連載を経て、現在『デンシバーズ』(幻冬舎コミックス)で連載中。11月21日時点で、単行本は「彼女のカレラ」が全24巻、「彼女のカレラRS」が0巻~5巻まで発売されている(6巻は12月24日発売予定)。
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- SUVじゃなくていいじゃない! この夏、「キャンピングGT」に乗ろう!【カーセンサー8月号】
- 植田圭輔さんが、真っ赤なポルシェで緑の中を駆け抜ける!
- ドア開閉音からも分かる卓越したビルドクオリティ、空冷時代だからこそ生きたポルシェの技術力
- トヨタ カレンとの出会いは偶然に。父が教えてくれた運転の楽しさを胸に走る青年
- 人生初の愛車は、いすゞ ピアッツァ。憧れの一台とスタートした若きデザイナーのカーライフ
- カーセンサー最新号はネオクラ特集! ということで、ヘリテージカーの祭典『オートモビル カウンシル』をのぞいてきた
- アマチュアからの人気が高い量産車ベースのカテゴリー「GT4」、GT3とは違うその魅力とは?【EDGE MOTORSPORTS】
- 初代ポルシェ ケイマンのベースグレードMT車って、もしかして超お買い得では?【NEXT EDGE CAR】
- 実はポルシェ社の屋台骨を支えているSUVカイエン&マカン。その中古車相場は今いくら?【MARKET EDGE】
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】電気自動車の未来について(前編)