▲「今まで乗った車の9割は新車だった」という山崎さんに今回、カーセンサーnetを使ってもらい、その感想を聞いてみました▲「今まで乗った車の9割は新車だった」という山崎さんに今回、カーセンサーnetを使ってもらい、その感想を聞いてみました

大の車好きだからこそ、カーセンサーに興味津々

ホームラン王を2度獲得した元プロ野球選手の山崎武司さんは野球界屈指の車好きとしても知られ、日刊カーセンサーにも何度も出演してくださいました。しかし、実は「今まで乗った車のほとんどは新車だった」という山崎さん。そこで、今回はカーセンサーnetを使っていただき、その感想や中古車への印象を伺ってみました。

衝撃! 実は山崎さんはカーセンサーnetユーザーだった

―今回は山崎さんにカーセンサーnetを使ってもらい、感想をいただければと思うのですが……ちなみに今までこのサイトを使ってみたことってありますか?

山崎:あります。というか毎晩のように見ていますよ(笑)。

―ホントですか!? 中古車は購入されたことはほとんどないとのことでしたが、いったいなぜ……?

山崎:僕が欲しかったり、心が引かれたりする車って、輸入車のハイスペックなスポーツカーが多いんですよ。でも、そういう車って日本ではなかなか取り扱うお店がないじゃないですか? だから、カーセンサーnetに掲載されている物件の本体価格とか、狙っている車の予算を調べるために使うことが多いですね。

―「おっ、この車いいじゃん!」といった感じになりますか?

山崎:あります。ただ、申し訳ないですが、このサイトではまだ買ったことはないですね。走行距離とかがちょっと走っていると、どうしても気になってしまって……。

―走行距離を重視される方は結構多いと思いますが、山崎さんが気になってしまう理由は何でしょうか?

山崎:そうですね……。僕は車って「生き物」だと思っているんです。というのも、長く乗れば乗るほど前のオーナーのクセみたいなものが車に残るんです。特に、スポーツカーでは前のオーナーが自分好みに手を入れることもあります。

だから、何万km、何十万kmと走っている車だと、そのクセがもう抜けなくなっている気がするんです。試乗しても、なんだか「人の車を貸してもらって乗っている感じ」がして。だから僕はなるべく走行距離が少ない車を選ぶようにしているんです。

―具体的にはどれくらいまでが許容範囲ですか?

山崎:できれば1万km未満がいいですね。1万km超えると、さっき言ったみたいに「誰かの車になっている」と感じてしまうんです。僕は少ない走行距離の車を自分色に染めていきたいんですよね。

―他に気になるところってありますか?

山崎:やっぱり価格ですかね。僕は買うために見ているというより、予算を知るためだったり、「いい車ないかな……」という気持ちで物件を見ていたりすることがほとんどです。

とはいえ、車の金額は気にかかります。予算を知るというのは、車を買うときにとても大切なことですから。特に僕は自分が「カッコイイ」「欲しい」と思える車を買うことを優先し、お金は後でどうにかするというタイプなので、あらかじめ見当を付けておきたいというのはありますね。

「よく比較される車」を見て選択肢を広げてみるのも◎

―では、カーセンサーnetを見ての感想を教えてください。

山崎:そうですね……。僕的にはとても見やすいし、何より情報量が多くて驚きました。昔は中古車だと、こんなに情報なんてなかったですから。

―具体的にはどこに驚きましたか?

山崎:まず、掲載されている写真の量。何枚もあるじゃないですか? 昔は前から写っているのが1枚だけだったので、それで判断するしかなかった。で、お店に行ったら行ったでもう売れていて……なんてこともよくあったでしょ?

でも、カーセンサーnetは写真の量も多いし、情報もしっかり載っている。なにより「これだけ大きなサイトに載っている物件なら大丈夫だろう」という安心感というかブランドイメージといいますか……。そういうのって、中古車を買おうという人には大切だと思います。

―ありがとうございます! 他に気になった点はありませんか?

山崎:あと、面白いなって思ったのが「よく比較される車」という項目。これはいいですね。

例えば、ベンツのCクラスが欲しいときって、Cクラスしか見なかったりすると思うんです。 でも、「よく比較される車」にライバル車のBMW 3シリーズが出てくると、「BMWも悪くないかも」と選択の幅が広がりますよね。欲しい車がブレないのはいいと思いますが、あまりにもその車しか見ていないと選択肢が狭まってしまう。だからこそ、視点を変えてライバル車を見てみるのも悪くないんじゃないかなと思いましたね。

―なるほど。カーセンサーnetを見て、中古車のイメージって変わりましたか?

山崎:変わりましたね。いや、正確に言うと「中古車を買うことがラクになった」と思います。中古車販売店って昔は「行ってみないとわからない」ところがありました。昔は雑誌だけだったので、お店に行かないと目当ての車の状態もわからなければ、お店の雰囲気や様子もわからない。でも今は車の状態は行く前からわかるし、お店のこともクチコミなどで知ることができる。

しかも、やろうと思えば東京の人が北海道の販売店で車を買うこともできるでしょ? そう考えるとお店に行ってからガッカリすることが昔よりは減ったと思うし、すごく便利になったなって。

―中古車屋さんに行くとき、以前のインタビューでは「整備士並みにチェックする」と仰っていました。そこまではできなくても、買う車は自分で見た方がいいと思いますか?

山崎:そうですね。カーセンサーnetを見て現車を確認せずに買うのもアリですが、カーセンサーnetで調べるだけ調べた後に販売店に行って自分の目で最終的なチェックをした方が良いと、僕は思います。やっぱり自分で確認して買った方が後悔しないし納得もできるはず。車に詳しくない人は何を見たらいいかわからないかもしれませんが、心配だったら車に詳しい友人と一緒に販売店を訪問しチェックポイントを教えてもらえば安心でしょう。

あと、これはスポーツカーだけかもしれませんが、定期点検記録簿が付いていない車は敬遠した方がいいと思います。というのも、スポーツカーって基本的には高額で、それを手にするオーナーの性格も出やすい車なんです。それは前オーナーのクセが付きやすいだけでなく、メンテナンスの仕方にも表れます。車はきちんと整備されているかがとにかく重要なので、それを知るためには点検記録簿が絶対必要。それが付いていない車は何をされているか、正確にはわからない。心配のしすぎかもしれませんが、極端な話、あってはならない走行距離戻しなどがある可能性もゼロではない。

仮にそういった車を買ってしまっても、できる限り見て買った方が納得できるし後悔しないかなって思います。

▲「毎晩、こんな感じで見ていますよ」と普段の様子を山崎さんに実演してもらいました。お目当ての車を探す姿は真剣なうえ、どこか楽しそうでした ▲「毎晩、こんな感じで見ていますよ」と普段の様子を山崎さんに実演してもらいました。お目当ての車を探す姿は真剣なうえ、どこか楽しそうでした
▲カーセンサー関東版を見て「今のカーセンサーってこんななの!?」と、そのぶ厚さに驚いた山崎さん。終了後、やはりお目当てのスポーツカーを探していました ▲カーセンサー関東版を見て「今のカーセンサーってこんななの!?」と、そのぶ厚さに驚いた山崎さん。終了後、やはりお目当てのスポーツカーを探していました