▲子供たちが自立して二人暮らしになっても、車をダウンサイジングせずミニバンを買う「バン買い世代」を取材してきた ▲子供たちが自立して二人暮らしになっても、車をダウンサイジングせずミニバンを買う「バン買い世代」を取材してきた

家族のために身を粉にして働く。素晴らしいことだ。しかし、仕事をリタイアした後は? すでに退職している世代なら、子供たちは独立し、孫が生まれている方も多いだろう。自分と家族を取り巻く環境が変わっても家族が大切であることに変わりはない。で、あるならば「家族のための仕事」から離れた後に「家族のためにしてあげられること」は何だろうか?

ミニバンがあるから、孫と過ごす時間がより多く、より楽しくなった!

今回ご紹介する小川一男さん(65歳)のケースは、その答えになるかもしれない。

一男さんは「男は仕事」とばかりに、現役時代は働きに働いた。そのため毎日、非常に忙しく、娘たちと接する時間はあまり取れず、家族旅行などのサービスもほとんどしたことがなかったという。

しかし、孫の勁人(けいと)くん(13歳)と未来くん(10歳)が生まれてから、一男さんの家族に対する姿勢は大きく変わった。

「孫が可愛いというのはもちろんですが、大きいのは“ゆとり”ができたこと。まだ仕事はしていますが、もうほとんど引退しているようなもので、時間的にも精神的にも余裕ができたんです。もちろん、娘たちの子育てに、あまり関われなかったという反動もありますが……」

一緒に釣りやゴルフ、山歩きなどの趣味を楽しめる男の子だということも相まって、どうしても孫に甘くなってしまうという一男さん。孫たちは普段はアメリカに住んでおり、会えるのは1年に夏休みの間の2~3ヵ月、最近では2年に一度しか帰ってこないということも、その理由だろう。

そんな孫との時間に活躍してくれるのが、トヨタ エスティマハイブリッドだという。

「もともとは、11代目クラウンにずっと乗っていて、飽きがきたから購入しました。家族みんなが乗れて燃費が良い車ということで選んだのですが、買って良かった。買ってから、孫たちとも出かける機会が増え、室内が広く足が伸ばせれるからか、孫もとても気に入ってくれています」

▲孫の勁人くん(左)と未来くん(真ん中)。「孫にはついつい甘くなってしまいますね。厳しく言いすぎると相手にされなくなってしまいますから(笑)」と一男さん(右) ▲孫の勁人くん(左)と未来くん(真ん中)。「孫にはついつい甘くなってしまいますね。厳しく言いすぎると相手にされなくなってしまいますから(笑)」と一男さん(右)

自ら孫たちを誘い遊びに出かける一男さんにとって、エスティマハイブリッドは心強い“相棒”。特に、アウトドアレジャーで重宝しているという。

「ハイブリッドだから室内も静か。だから会話が盛り上がりやすい。今までは、車はただの移動手段でしかなかったけど、今は移動自体もレジャーの一部というか、楽しみのひとつになっています。この前も近場の海水浴場に行ったのですが、そこは、4WDなら砂浜まで入っていいことになっていて、荷物の持ち運びがとっても楽でした。思いっきり遊んだあと、2列目シートでぐっすり眠る孫たちを見ると、すごく嬉しい気持ちになりますね」

▲遊び疲れた後は、こんな感じでぐっすり。室内が広い車だからこその特権だ ▲遊び疲れた後は、こんな感じでぐっすり。室内が広い車だからこその特権だ

家族のために「何をするか」、「何がしたいか」は人それぞれ。しかし、一緒に過ごす、出かけるということだけでも十分なのかもしれない。絆を深めるのはその人自身だが、車はいつだってその“場”を提供してくれる。

▲小川さん一家。孫と一緒に記念撮影。次女の嘉美さん(左から2番目)、三女の美枝子さん(右端)、妻の初枝さん(右から3番目)も一緒に ▲小川さん一家。孫と一緒に記念撮影。次女の嘉美さん(左から2番目)、三女の美枝子さん(右端)、妻の初枝さん(右から3番目)も一緒に
text/たけだたけし(編集部) photo/阿部昌也