トヨタ	アクア ▲2025年9月に実施されるマイナーチェンジでヘッドランプはボディ色が食い込むハンマーヘッド型に変わる。全長が30㎜も伸びるというからバンパーも刷新されるはずだ

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

存在感の向上を目指す

コンパクトハイブリッドカーのジャンルを切り開いた先駆車なのにいまや、同じトヨタのヤリスにハイブリッドがラインナップされたため、そのポジションを奪われたアクア。現行モデルがデビューして4年。存在感アップに乗り出す。

ヤリスとシャシー、パワートレインを共有しながらも違いをしっかりと打ち出すべくアクアは50mm長いホイールベースが与えられることで後席居住性が高められた。

ファミリー層にターゲットを定めたのだが、実際のところヤリスは順調に売れているがアクアは存在感が薄れてしまった。
 

トヨタ アクア▲コンパクトハイブリッドのパイオニアとして市場に登場。現行型である2代目は2021年に登場。内外装にオレンジが追加設定されるなど存在感の向上が図られたがそのテコ入れ策も不発に終わっている

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トヨタ アクア(2代目)

「上質」「先進」に磨きがかけられる

2021年の登場から丸4年を迎える2025年に本格的なマイナーチェンジにより、リフレッシュされることが判明した。

コンセプトである「上質」「先進」に磨きをかけるべく外観デザインが部分的に変わる。フロントマスクは刷新されヘッドランプはボディ色が食い込むハンマーヘッド顔にデザインし直される。

最新のトヨタ顔となるわけだが、さらに最上級グレードでは左右ランプを結ぶLEDラインが新設されてワイド感と先進的なイメージがもたらされる。

トヨタ	アクア▲エンブレムが装着されているガーニッシュはボディ色からピアノブラックにリニューアルされて質感の高さが演出される。ドアミラーとシャークフィンアンテナはボディカラーを問わずブラックに統一される
トヨタ	アクア▲現行モデルのリアビュー

口角の下がった歌舞伎顔の後ろ姿はそのまま

フロントマスクのリフレッシュと違い、コンビランプが踏襲されるリアの変更規模は小さい。CIエンブレムが装着されているガーニッシュはボディ色からピアノブラックに変更。

カローラ改良モデルに続いてドアミラーとシャークフィンアンテナがブラック化されるのは部品の種類数を意識した手直しとみて間違いないだろう。

現行モデルのリアバンパーに配された黒ガーニッシュは左右が垂れ下がっていて、口角の下がった歌舞伎顔にも見えなくもないが見直される予定もなくそのまま踏襲される模様だ。

機能面ではアルファード/ヴェルファイアPHEVに続いてスマートストップが起用されることだ。これは停車寸前に車側がわずかに制動力を弱めてカックンブレーキを防いでくれるというもの。

アクアのマイナーチェンジ版は2025年9月1日に発表、発売されて同日から生産される。

※2025年6月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2025年9月1日
■全長×全幅×全高:4080×1695×1485(mm)
■搭載エンジン:1.5L 直3+モーター
 

文/マガジンX編集部
写真/マガジンX編集部、トヨタ