ゼネラルモーターズは、22回目となる「2013年GMサプライヤー・オブ・ザ・イヤー」の式典を開催した。68社がベスト・グローバル・オートモーティブ・サプライヤーに輝いており、そのうち日本企業は6社が選ばれた。

GMサプライヤー・オブ・ザ・イヤーは、世界中のGMのサプライヤーのうち、1%未満しか受賞できない。革新的な技術、優れた品質や危機管理、競争力のあるコスト解決法などが評価されての受賞となる。

受賞した日本企業は三井化学、アルプス電気、ファナック、富士通テン、ヒロテックアメリカ、大岡技研の6社。

三井化学は自動車のバンパーや内装に使用されるポリプロピレン自動車材事業をグローバルに展開しており、前年に続く2度目の受賞となった。アルプス電気は車載用電子部品やモジュール、ユニット製品を供給しており、3年連続での受賞。富士通テンはインフォメーション&エンターテインメントシステムなどを提供し、5度目の受賞となった。

ファナックは産業用ロボや工作機械用の数値制御装置メーカー。ヒロテックは自動車部品メーカーで、ヒロテックアメリカでは車体用の冶具装置などを生産している。大岡技研は精密鍛造歯車のパイオニア企業で、変速機の歯車などを製造している。

ここで受賞した6社はもちろんのこと、確かな技術を持つ日本の企業のさらなる活躍に期待したい。

GMサプライヤー・オブ・ザ・イヤーは、前年(2012年)は日本企業が11社選出されていたが、今年は半数近くに減少している

GMサプライヤー・オブ・ザ・イヤーは、前年(2012年)は日本企業が11社選出されていたが、今年は半数近くに減少している

アルプス電気は3年連続で受賞。2013年における新規車種立ち上げへの安定した製品供給や技術提案が高く評価された

アルプス電気は3年連続で受賞。2013年における新規車種立ち上げへの安定した製品供給や技術提案が高く評価された