キャンピングカーについて、日本RV協会から興味深い調査結果が発表された。それはキャンピングカーオーナーの間に高額志向が高まっているというものだ。

映画やドラマで大自然の中をクルマで旅することに憧れたり、自分だけの「基地」を持つことを夢見たり…。今も昔もキャンピングカーに憧れを抱く人は多い。

キャンピングカーはベースとなる車両にベッドやキッチン、トイレなどを架装して完成する。カムロードなどのトラックをベースにしたものを「キャブコン」、コースターなどのマイクロバースをベースにしたものを「バスコン」、ハイエースなどの1BOXをベースにしたものを「バンコン」と呼ぶ。また軽自動車をベースにしたものは「軽キャンパー」と呼ばれている。

道路の幅や駐車場が広くない日本ではキャブコンが主流で、購入金額は400万円台が最も多い。しかしそんなユーザーが次にキャンピングカーを買い替えるとしたら、800万円台を検討している人が最も多くなったというのだ。さらに1000万円以上と答えた人が2割以上いたことも驚き!

キャンピングカーは何をベースに選ぶかで予算は異なる。当然軽自動車より1BOX、さらにトラックやマイクロバスなどベース車両が大きくなるほど高くなるし、さらに多くの架装を施すほど金額は増してゆく。今回の調査結果からは、最初は取り回しなどの利便性を考えてバンコンや軽キャンパーを選んだものの、使ってみると車内は狭いし施せる架装も限られるため、「もっと広く!もっと快適に!」というオーナーの思いが透けて見える。

巷で言われるアベノミクスの影響で輸入車では1000万円以上するスポーツカーなどが飛ぶように売れていると言われているが、キャンピングカーにもその波が来ているのかもしれない。

一方で大きいものが欲しいけれど予算的に厳しいという人も多いはず。そんなときは中古車に注目だ。中古マンションを探す感覚で中古キャンパーを探してみるのも面白いかも。

架装により異なるので一概に言えないが800万円台なら新車のキャブコンが手に入る。1000万円以上ならアメリカの大型モデルも射程圏に

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車中泊経験者がキャンピングカーを欲しいと思う理由のトップは室内の広さ。ベッドはもちろんリビングも設定できるのは大きな魅力だ

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