ニュル24時間の勇姿を眼前で!レクサスLF-Aが日本初登場!!

F1日本GPの開催も記憶に新しい富士スピードウェイで、去る11月23日、トヨタモータースポーツフェスティバル2008(TMSF2008)が行われた。F1、GT、D1など様々なカテゴリのマシンがコース上を駆け抜け、富士SWに詰めかけた3万人の観客を前に大いに盛り上がりを見せました。
トヨタモータースポーツフェスティバル2008|日刊カーセンサー
↑2008年シーズンは表彰台2位を獲得するなど、飛躍の年となったトヨタF1チーム。来年は表彰台の頂上に立った報告が、もしかしたら聞けるかも!?
レーシングコース上では、世界最高峰のモータースポーツであるF1のスペシャルランやNASCARスペシャルラン、ホームストレート上でのD1ドリフトエクストリームやiQのパフォーマンス、ジムカーナなどが行われました。

そんななかで、最も注目を集めたのが、5月に行われたニュルブルクリンク24時間レースでデビューした、レクサスLF-Aの走行。ニュルブルクリンク24時間レースを完走した姿そのままに、コースに登場したレクサスLF-A。夜間走行用の補助灯を装備し、漆黒のボディでサーキットにV10エンジンのエグゾーストノートを轟かせました。
トヨタモータースポーツフェスティバル2008 ニュルブルクリンク スペシャルラン|日刊カーセンサー トヨタモータースポーツフェスティバル2008 ドリフトエクストリーム|日刊カーセンサー
↑日本初お披露目となったレクサスLF-A。市販化&レースデビューが待ち遠しい(左) 5台のD1マシンが、ホームストレートをスラロームする光景は圧巻!(右)
このLF-Aは、2005年のデトロイトモーターショーで世界に向け発表されたプレミアム2シータースポーツ。2007年には、2代目となるコンセプトモデルが登場し、5LのV10 NAエンジンを搭載するなど、詳細なスペックが発表されました。市販予定は、2009年~2010年が予想され、国内外のレースでの活躍に期待がかかります。

レーシングコースを疾走するマシンを見るだけではなく、来場した人が参加して楽しめるイベントも盛りだくさん。トヨタの車両開発を務める300名のテストドライバーのなかの特別な存在である、8名の“トップガン”による同乗走行や、D1を頂点とするドリフト競技大会で活躍するドライバーの同乗走行なども行われました。

また、コース以外のパドックやイベントステージでも、各レースに参戦しているドライバーのトークショーやGTマシンのエンジン始動パフォーマンスなどもありました。
トヨタモータースポーツフェスティバル2008 iQパフォーマンスステージ|日刊カーセンサー トヨタモータースポーツフェスティバル2008 サーキットタクシー|日刊カーセンサー
↑小さなボディで機動力をアピールするパフォーマンスはカワイさ満点(左) プロドライバーが運転するIS-Fでサーキットを満喫できるサーキットタクシー(右)
世界最高峰のレースであるF1から、トヨタの最新の市販車である、プレミアムコンパクトカーのiQまで、幅広いラインナップを楽しめたTMSF2008。昨年にも増して多くの子供たちが来場し、イベントを楽しむ笑顔が印象的でした。

スーパーGTでは惜しくもドライバーズタイトル(チームタイトルは獲得)を逃したが、F1では第11選ハンガリーGPで2位表彰台を獲得するなど、飛躍の年となった2008年。表彰台の頂点を獲得すればさらに盛り上がる1日になるでしょう。2009年シーズンの活躍に期待したいと思います。

Report/カーセンサーnet編集部フクダ