トヨタ iQコンセプト

市販間近な「新しい環境対策への答え」

これから先、環境問題を憂慮してますます厳しくなるはずの世界的なCO2排出削減要件。これをクリアするために各メーカーが追求することには、車の軽量化や小排気量化、または動力系そのものの技術革新などがある。
トヨタのIQコンセプトの場合、その方向性は“車を小さくする”。しかも実用性を損なわない範囲で、だ。数値にして全長×全幅×全高=2980×1680×1480mmのコンパクトさだが、全長が3mに満たないとは思えないほどの室内空間が確保され、大人3人+子供1人が快適に座れるという。
外装は前からみても後ろからみても縦に間延びした感じのデザインだが、この特異に映るバランス感も見慣れてしまえばスマートのようにキュートに思えるのかもしれない。
一見、環境問題へのコンセプトカーの一つとして見過ごされそうだが、欧州で’08年10月以降に市販化の予定と噂されている。
トヨタ iQコンセプト リアスタイル
↑全長2980mmはもちろん普通の軽自動車よりも短く、全幅は20mm程度上回る。搭載されるエンジンは排気量1L以下か?

トヨタ iQコンセプト サイドスタイル
↑4隅に張り出したタイヤ。ショーモデルでは大径タイヤが装着されているが、市販される際には一回り小さくなるだろう