先代よりも平均燃費を25%低減した第3世代Mクラス

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1997年に初代が登場したメルセデス・ベンツのSUV、Mクラス。3代目となる新型がお披露目された。セダンがもつ快適性や高級感、SUVとしてのオフロード性能に加え、エモーショナルな性格を兼ね備えた新型Mクラス最大の注目ポイントは、エネルギー効率を大幅に高め、ラインナップの平均燃費を先代比で25%低減した点だ。その背景には、最新エンジンとクラスをリードする空力技術などさまざまな対策がある。

ML350ブルーテック4MATICに搭載される3LのV6CDIエンジンは、広範な改良が施されたほか、排出ガスを抑制するAdBlueテクノロジーを搭載。これにより2014年実施予定の排出ガス基準ユーロ6に適合している。

ML350 4MATIC ブルーエフィシェンシーに搭載される3.5LのV6ガソリンエンジンは、新世代のブルーダイレクトエンジンを搭載するとともにスプレーガイデッド燃焼や噴射圧力200バールの新型ピエゾインジェクター、マルチスパークインジェクション、新開発の成層燃焼を採用した第3世代ガソリン直噴システムなどにより、ユーロ5に適合している。

また、ブルーエフィシェンシーテクノロジーは、ECOスタートストップ機能を標準装備したほか、新型7速ATである7G-TRONICプラスには、新型低燃費型トルクコンバーター、低摩擦ベアリング、トランスミッションオイル熱管理システムを搭載。空力抵抗係数(Cd値)0.32と、クラストップレベルを実現。

サスペンションには、初めてセレクティブダンピングシステムを採用。フルタイム4WDの4MATICをはじめ、電子制御トラクションコントロールである4ETS、オフロード走行モードを起動するオフロードボタンなど、悪路走行用の装備も充実。加えてアダプティブ・ダンピング・システム搭載のAIRマティックサスペンション、オン&オフロードパッケージなどをオプションで設定する。

なお、欧州では2011年7月に販売がスタートしている。

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