マツダ 雄(TAKERI)【東京モーターショー2011】
カテゴリー: レース&イベント
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2011/11/30
マツダの鼓動デザインは次のステージへ 雄(TAKERI)コンセプト
東京モーターショーで公開された雄(TAKERI)は、マツダの新デザインテーマ“魂動(こどう)─Soul of Motion”にスカイアクティブテクノロジーを組み合わせたマツダの新世代CDセダンコンセプトカーだ。魂動デザインの進化を示すとともに、ハイブリッド技術を使用せずエンジンの究極の高効率を目指して開発したモデルだという。
雄(TAKERI)に搭載されるのはCX−5にも搭載される新世代クリーンディーゼルエンジンSKYACTIV-D。そこに6速AT SKYACTIV-DRIVEを組み合わせ、従来のディーゼルのイメージを覆すスポーティで上質なパフォーマンスフィールを実現しているという。さらに、このコンセプトモデルには減速エネルギー回生システムi-ELOOPを採用。高効率パワートレインやi-stopと併せて採用することにより、優れた環境性能を両立させている。
エクステリアデザインでは、昨年発表したコンセプトカー 靱(SHINARI)で表現した「しなやかに力を溜め、その瞬発力で一気にスピードを生む動き」の進化版としてCDセグメントにふさわしいパッケージレイアウトの中で、より力強く際立たせることに注力したとのこと。
空力性能ももちろん重視されており、スカイアクティブテクノロジーを搭載する新世代マツダ車に共通する手法を取り入れている。アッパーボディの空気の流れと、アンダーフロアの高い整流効果とを最適にチューニングすることで、優れた空力性能を実現。ボディカラーには、魂動デザインの立体的な造形や、デリケートな抑揚をより際立てる色として、新開発のレッドを採用する。
インテリアでもダイナミックなスピード感と、ドライバーと車を結ぶインターフェイス機能を高度にバランスさせたマツダ 靱(SHINARI)の考え方をベースとしながら、マツダのトップレンジとなるCDカテゴリーのセダンにふさわしい質感の高さと居住空間の心地良さを追求したという。
インパネ上部から両側のドアトリムへ流れるスピード感ある造形により、乗る人の心を躍らせるダイナミズムを表現。インパネの下部は水平基調とし、助手席側からセンターパネルにかけて、骨格の一部のように見える太いガーニッシュを水平にあしらうことで、靱(SHINARI)とは趣の異なる、セダンらしい安定感を演出している。