東京モーターショーは消滅するのか? ~メーカー直撃編1~ 【東京モーターショー2009】
カテゴリー: レース&イベント
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2009/10/27
自動車メーカーの広報担当者に聞いた「他社の展示車で気になる車」
電気自動車やハイブリッドカーなど、エコカーが中心となった第41回東京モーターショー。また、輸入車の多くが出展を見合わせ、従来より盛り上がりに欠けることが懸念されている。
こうした状況を、日本の自動車メーカーはどのように感じているのだろうか。まずは、出展車両で「本当はこういうのが出したいんだけどね…」というホンネを探るべく、「他社の展示車で気になる車は?」と聞いてみた。
アンケートは各メーカーの広報担当者に行い、回答を得られたのは7名。トヨタの豊田社長がハイブリッドカーのサイで、日産のゴーン社長は電気自動車リーフで登場した今回のショーだが、自動車メーカーの広報担当者が一番気になったのは、小型コンパクトカーのコンセプトカー、トヨタFT-86であった
スズキ 東京支店広報課
水吉琢磨さん
車好きとしては、エコと運転する楽しみを両立させたショーだと思います
ダイハツ工業 広報・渉外部
長野暁子さん
コンセプトカーのなかには、いずれ販売されるものもあります。楽しみですね
富士重工業 広報部
清田勝紀さん
地球環境に配慮しつつ、車好きのハートをつかむような車が多数ありますね
マツダ 広報本部
釼持 豊さん
運転が楽しく、安全と環境を調和したコンセプトカーこそが新時代の礎
ただの車好きの答え!? いや、日本の技術を象徴した一台だからだ
さらに今回のアンケート結果を見てみよう。エコカー中心だと言われていても、トップになったのはトヨタの小型スポーツカーのコンセプトカー、FT-86だ。また、ホンダのCR-Zも得票している。 | |
「自動車メーカーの広報部だから、車が好きなだけでしょ」と思われるかもしれないが、決してそれだけではない。なにしろこの2台、日本メーカーならではの小型化と効率化を実現し、結果として車のダウンサイジング(小排気量、高出力、低燃費化)、つまりきちんとエコカーに着地しているのだから。エコカーだって楽しくないとね、という思いが、まだまだ日本の環境技術を進化させるだろう。その技術が、東京モーターショーの存在意義をさらに強めるに違いない。 |
トヨタFT-86はトヨタとスバル、お互いの持ち味を活かした、コラボモデルだ |
VOICE of carcensor.net
環境技術の進歩は、世界の一歩先を行っている日本。需要は中国に劣るが、悲観する必要はない