車好きな男の夢をすべて叶えた家【EDGE HOUSE】
カテゴリー: カーライフ
タグ: ポルシェ / 911カブリオレ / EDGEが効いている / ガレージハウス
2020/02/25
きっかけは車好きの担当者との出会い
蔵土さんの愛車との生活は、学生の頃にバイトで貯めたお金で買った銀のスズキ カプチーノから始まった。
就職して赤いトヨタ セリカコンバーチブルを、次いで初めての輸入車となる赤のアルファロメオ 147、赤いポルシェ ボクスター(986型)、マセラティ グランスポーツ、BMW 6シリーズカブリオレというように、年齢に比例して、仕事の責任が重くなるにつれ、所有する車が変わっていった。
同時に「愛車を眺めながらお酒の飲める家を建てたい」という夢を持つようになる。約2年前、車好きの担当者がいたフリーダムアーキテクツデザインと出会ったことでスイッチが入った。
入居の1年前に6シリーズカブリオレを売り、1年間車断ちをしながら、新居に迎え入れるのにふさわしいのは何か? と探し続けた。そして選んだのが、ポルシェ 911(997型)のターボカブリオレだ。
東京・都心部の狭小地。限られた敷地の中で愛車の脇にバーカウンターを備え、LDKにはワンフロアを贅沢に使い、バーベキューが楽しめるバルコニーや大型スクリーン&7.1chオーディオシステム……。
「夢を全部叶えました」と蔵土さんが言える家ができた。「近所で知り合った飲み友達を呼んで、サッカーやラグビーのワールドカップなど、イベントのたびに大型スクリーンの前で応援しています」。
こうした新しい楽しみも増えたが、やはり「ガレージに入れたばかりの、エンジンの熱や排気ガスの残り香を酒のアテに、グラスを傾けるのが極上の幸せ」。夢は叶えるだけでなく、楽しむことでさらに輝くようだ。
施主の希望:
女子より男子ウケを狙った内外装がお気に入り
仕事が忙しいので、土地探しから手伝ってもらえるフリーダムさんには大変助かりました。
都心は高さ制限など規制が多く、それをよく理解しないまま買ってしまうと、後で理想の家が建てられない、なんてことがありますから。
ガレージハウスを建てるにあたり、たくさんその手の雑誌は読みましたね。ガレージ内にガラスを張るアイデアはそこからいただきました。全体的に女子より男子ウケを狙った外観と内装です。
建築家のこだわり:
数値以上に広さを感じられるような工夫を施した
都心の狭小地ですが、蔵土さんはガレージはもちろん、バーベキューもできるスペースが欲しいというご要望でした。
そうなると居住部のスペースが限られるので、数値以上に広さを感じられるよう腐心しました。その一例が壁で仕切らない階段です。
鉄骨で吹き抜けにすることで軽快感を出しました。高さ制限も厳しかったのですが、1階フロアをガレージの床に合わせて下げ、室内高も抑えたことで3階建てにできました。
■主要用途:専用住宅
■構造:木造軸組構法
■敷地面積:62.68㎡
■建築面積:36.43㎡
■延床面積:97.73㎡
■設計・監理:フリーダムアーキテクツデザイン
■TEL:0120-489-175
※カーセンサーEDGE 2020年4月号(2020年2月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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