趣味の車から育児の車へ。後部座席は子供のためにとっておくプレパパ
2018/09/02
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?
一時は手放そうとも考えた愛車
イベント関係の会社に勤める矢島一樹さん。「面白くて派手なことが好き」という矢島さんにはぴったりの仕事だったようだ。
「学生時代から、学校の友達なんかとワイワイやるのが好きでした。バーベキューに行ったりスノーボードに行ったりしてたんですが、そこで周りが大きい車に乗っているのがうらやましくて」
“学生が乗ってたらちょっと生意気かな”と思ったそうだが、卒業間近だったこともあり思い切って購入したのが今の愛車だ。
都内に住んでいるため街乗りに使うことも多く、山でも街でも映える車にしたかった。
そんな条件にピッタリはまったハリアーは、購入から5年経った今でもそのスタイルに飽きることがない。
卒業後も学生時代の仲間たちと季節を問わず頻繁に山に遊びに行っていたというが、徐々に仕事が多忙になり車に乗る機会も減っていった。
矢島さん自身が結婚をしたこともあり、愛車を手放そうかなと思っていた時期もあったそうだ。
「周りの友達も自分も結婚して、乗る機会が減っていました。手放すことも考えなきゃいけないかなと言うときに、妻が妊娠していることが分かったんです」
生まれてくる子供との時間を増やしたい
「子供ができたら、車でいろんなところに連れて行ってあげたいと思っていました。キャンプとかスノーボードを教えたりしたいんですよ!」
妊娠中の妻に伝えると「まだ早いよ」と笑われたそうだが、子供のおかげで愛車を手放す理由はなくなった。
キャンプやスノーボードをするのに使い勝手良いと思っていた車も、子供ができたことでファミリーカーに見えてきたという。
広くて取り回しがよくタフ、どこにでも行ける。購入した学生時代には子供ができることなど考えていなかったというが、結果的に大きなSUVは最良の選択だった。
車だけでなく、子供ができたことでこれまで意識しなかった部分に目がいくようになった。
「近所の公園ですら存在を意識したことがなかったんですが、最近は公園を見ると『こんなところで遊ぶのかな』なんて思ったりしています」
好きなキャンプやスノーボードも、「あそこなら子連れでも楽しめる」なんて今から考えているそうだ。
赤ちゃんがお腹にいるうちから子煩悩っぷりを発揮する矢島さん。
きっと愛車のハリアーで、いろいろな体験をさせてあげるのだろう。
今はあと少しになったプレパパの時間を楽しんでいる。
どんなクルマと、どんな時間を?
大ヒットモデルもグレードやパーツで差別化すると楽しみが増す
スポーツユーティリティと高級車を融合させ、『高級クロスオーバーSUV』という新たなジャンルを開拓したトヨタの大ヒットモデル。独創的でシャープなボディデザインが特徴だ。
インテリアは、インパネまわりを中心に金属調の処理と木目調パネルによって高級感あふれる仕上げとなっている。
リアシートの4:2:4分割シートや荷室の3分割デッキボードなど、機能性も高い。
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