先輩、雪道ってどう運転したら良いんですか!?
2018/02/25
大変です、先輩! 私、自動車メディアの編集者なのに
雪道運転したことないんですッ!
こんにちは、編集部の井上です。突然ですが皆さんは雪道を運転したこと、ありますか?
北の方向から「そんなの日常だわ」という声が、そして我が故郷がある南の方向からは「年に数えるくらいのペースで」という声が聞こえてきた気がします。ありがとうございます。
実は私、27歳にもなって……そして自動車メディアの編集者を名乗っているくせに……未経験なのです。
ああっ、石投げないでください! ごめんなさい!
で、今の今までシラを切ってきた(?)わけですが、ついに今年1月、長野県の試乗会へ行かねばならぬこととなりまして……。
さすがに気合いだけでチャレンジして事故でも起こしては笑えないので、大先輩である編集デスクの大脇氏に助手席で指導していただきながら「初めての雪道走行」を決行する運びとなりました。
ですので、慣れている方々にとっては「何を今さら」な内容ではあるかと思いますが、私のように『よく考えたら雪道で運転したことないかも』という方は、ぜひご参考に。
先日の「大寒波」ではありませんが、いつどこで雪が降るか分かりませんから、知識として持っておくという意味でもご一読ください。
雪道走行のポイント①
焦りは禁物!ドライブ時間は多く見積もって出発
自分の運転技術うんぬんでなく、降雪時は事故や渋滞が多発します。
目的地に到着するまでにかかる時間は、必要以上に多く見積もって計画を立てましょう。「遅れそう」「急がなくちゃ」というイライラや焦りはミスにつながります。精神的にも余裕をもって臨みましょう。
雪道走行のポイント②
「急」がつく操作は厳禁! ふんわりアクセル、エンジンブレーキ
急ハンドル、急発進、急減速が危ないのは常日頃からですが、雪道ではマジで命取りです。スリップにつながる危険な行為だと理解し、エンジンブレーキなども活用しながら、停止・発進・コーナリング時は意識を研ぎ澄ませましょう。
雪道走行のポイント③
車間距離はいつもより広~く
雪の積もった道やツルツルに凍結した路面は、乾燥状態の通常時に比べ、約8倍も滑りやすいそうです(摩擦係数比較)。「しっかり止まれないかもしれない……」と頭の片隅に置いて、車間距離をなるべく空けるように心がけましょう。
雪道走行のポイント④
車線変更は最小限に、危険なポイントは回避を
意外と盲点なのが「車線変更」。雪道では、車の方向を変える動作すべてにおいて「滑る」リスクが発生します。できる限り、車線を変更せずに行けるコースを選び、走行しましょう。また、「交差点」「橋の上」「トンネルの出入り口」「日陰」などの場所はさらにコンディションが悪いことが予想されます。なるべく回避し、通る際は細心の注意を払って走行しましょう。
この4つが、岩手県に住んでいたこともある大脇先輩から事前に教わった「雪道走行の極意」。どんなことでも予習と心構えは大切です。これらを頭にたたき込んで、いざ、決行の日を迎えました!
場所は長野県は立科町。日産さんの試乗会で設定された雪上コースを走行しました。
以下が記念すべき(?)「初めての雪道走行」……。素人ならではの感想も添えておきます。
……と、いう感じで私の初体験は無事に終了したのでした。
今回は車とタイヤの性能が良いもので「普通に走れちゃうんですけど……」と思ってしまったのも正直なところ(日産さんありがとうございましたァ!)。
1番ビビったのは『雪に隠れて道路のラインが見えない』ことでした。これは予想外。予習不足。「これ合ってるよね?」「ここ、溝とかないよね??」と終始、冷や汗をかきました。そんな発見も貴重な体験ですね。
雪道走行なんて、雪国にでも嫁がない限り『私には関係のない話』だと思っていましたが、先日、都心部でも雪が積もりましたし、どこに住んでて何をやっていても、免許をもっている限りは学んでおくべきだなぁと実感。(雪国に嫁ぐかもしれないし)
車を使わなければ良い、という話かもしれませんが、公共交通機関が少ない地域の方はそうはいきませんし、慣れていない人だって「まさか!」のタイミングや出先で異常気象に合うことだってありえますからね。
皆さんも、もしものときに後悔しないよう、知識だけでもぜひ備えておいてください。
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