▲「アウトドアスポーツを最大限満喫するためのタフ・ギア」をコンセプトに開発された日産 エクストレイル(2代目)。ここでは室内装備の魅力をメインにご紹介しますが、走行性能も素晴らしい! ▲「アウトドアスポーツを最大限満喫するためのタフ・ギア」をコンセプトに開発された日産 エクストレイル(2代目)。ここでは室内装備の魅力をメインにご紹介しますが、走行性能も素晴らしい!

新型の売れ行きも順調

一部の方には衝撃的だったフルモデルチェンジからはや3年が経つエクストレイル。発売当初は波紋を呼んだ現行型も順調に販売台数を伸ばし、すっかり国産SUVの顔になりましたね。

そしてその陰で、2代目の中古車相場も順調な下降傾向に。2016年6月上旬現在、総額120万円以下の物件も100台以上存在しています。

え? 120万円って、そんなに安くない?

いやいや、値段だけ見て高い安いを判断するのは、もったいない! もしあなたがアウトドアスポーツを楽しむ真のアウトドア人間ならばなおさら、この車の実力を見てご判断いただくことをオススメします。

▲2代目は、今はなき“ゴツゴツボディ”のエクストレイルです ▲2代目は、今はなき“ゴツゴツボディ”のエクストレイルです

国産ならではの「おもてなし」は、中にアリ!

筆者は、120万円を「安い!」と言い切ってしまいたいわけですが、その理由は作り込まれた装備にあります。

例えば、インテリア。シートの座面と背もたれには、ダイビングスーツと同等の防水性と高い透湿性を持つ素材を採用しています。水・汚れを弾くだけではなく、ムレも緩和してくれるんです。

さらに、シートだけでなくフロアや天井、ラゲージも防水性なので、極端な話、車内を丸々水洗いすることだって可能。文字どおりの“フル”防水です。サーフィンやスノーボードをたしなむ方には、かなりありがたい装備だと思います。

ラゲージルームも、603L(VDA容量)と超広め。通常のラゲージスペース下に、引き出し式でトレイ型の収納スペースも装備しています。このトレイも防水素材なので、豪快に汚して豪快に丸洗いOK。汚れたものも気にせずしまえます。使ってみると分かるのですが、なかなか便利なんですよね。筆者は、ここに冷凍したマグロを入れて運ぶ漁師さんを見たことがあります。

そして発売当時は珍しかった「保温保冷機能付(シャットダウン式)カップホルダー」と「後席エアコン」も、高ポイント。今では見慣れてきましたが、国産ミドルサイズSUVでいち早く標準装備にしたのが、このエクストレイルなんです。

またグレードによっては、現行型でも好評の「スクラッチシールド」塗装の物件もあります。これは、傷が自然に修復してしまう魔法のような塗装ボディ。もちろん、一瞬で戻るわけではありませんし深い傷は修復できませんが、草木によるすり傷や小石によるひっかき傷くらいなら、いつの間にか元どおりになっています。

これらの装備は、初代エクストレイルオーナーの声をメーカーが集約し試行錯誤を重ね反映したものなのだとか。まさに、痒いところに手が届く「おもてなし」。例に挙げたものは一部ですので、まだまだありますよ。

いかがでしょう? このパフォーマンスで120万円。アウトドアに適したSUVを欲している人にこそ「安い!」と感じられるのではないでしょうか。

▲これが、ウォッシャブルラゲージボード下のもうひとつのラゲージスペース。仕切り版で自由にアレンジ可能な引き出し式のウォッシャブルトレイで、取り外しもできます ▲これが、ウォッシャブルラゲージボード下のもうひとつのラゲージスペース。仕切り版で自由にアレンジ可能な引き出し式のウォッシャブルトレイで、取り外しもできます
▲運転席。ボタン類はシンプルで、全体的なカラーやデザインも落ち着いています。機能性は抜群です ▲運転席。ボタン類はシンプルで、全体的なカラーやデザインも落ち着いています。機能性は抜群です
▲これはスノーボーダーに重宝されているというポップアップステアリング。1アクションでハンドルがポップアップします。運転席での靴の履き替えなんかに便利なのだとか ▲これはスノーボーダーに重宝されているというポップアップステアリング。1アクションでハンドルがポップアップします。運転席での靴の履き替えなんかに便利なのだとか

お買い得物件は、ここにアリ!

さて「これだけの装備で120万円……や、安い!」と思っていただけた方には、よりステキな120万円物件に出会っていただきたいと思うわけですが、どう探せばより良い1台に出会えるのでしょうか。

筆者のオススメは、本体価格120万円以下、走行距離7万km以下で修復歴ナシの物件。この条件下で探し、総額120万円前後であればなかなかお買い得物件です。さらに極めるなら、そこから走行距離を縮めて検索していきましょう。ご近所に、5万km以下/修復歴ナシの120万円台があったら、これはもう運命かも……?

真のアウトドア人間にこそ相棒にしていただきたい2代目エクストレイル。ぜひご検討ください!

▲これはモードスイッチ。常時、前輪駆動の経済的な「2WDモード」、自動配分(通常走行は前輪駆動し前輪が滑り出した瞬間に先回りして後輪へトルクを伝える)の「AUTOモード」、
発進時、前後トルク配分を固定し走破性を高める「LOCKモード」をカンタンに切り替えることができます。アウトドアスポーツは得意だけど運転には自信がない……なんて方には嬉しい機能かも ▲これはモードスイッチ。常時、前輪駆動の経済的な「2WDモード」、自動配分(通常走行は前輪駆動し前輪が滑り出した瞬間に先回りして後輪へトルクを伝える)の「AUTOモード」、 発進時、前後トルク配分を固定し走破性を高める「LOCKモード」をカンタンに切り替えることができます。アウトドアスポーツは得意だけど運転には自信がない……なんて方には嬉しい機能かも
text/編集部
photo/尾形和美