検証!ドライブデート中にも“雑談力”が使えるか試してみた
カテゴリー: カーライフ
タグ:
2014/06/26
今、“雑談力”がブームのようで… …
雑談や会話では「話し上手=聞き上手」と言われるが、今の若いコたちは打ち解けるまではなかなか積極的に話してくれない。そのため、ドライブデート中に、女のコの話を聞く間もなく、魔の沈黙タイムを迎えることも多い(特に人見知りの筆者は)。
そんな“雑談”に関する悩みを持っているのは筆者だけではないようで、“朝の顔”としてもおなじみの明治大学文学部教授・斎藤孝「雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール」(ダイヤモンド社刊)や、野口敏「誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方 66のルール」(すばる舎刊)などが、いずれも50万部以上の大ベストセラーになっている。最近でも朝の情報番組で“コミュニケーション力”が特集されたりと、“雑談力”が注目されているようだ。
そこで、筆者の名古屋ドライブデートの機会を活かして、巷で話題の“雑談テクニック”を試してみよう。
今回試したのは、野口敏「誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方 そのまま話せる!お手本ルール50」(すばる舎刊)の「人見知りネタは盛り上がる」。
同書によれば自分のコンプレックスを話すことは自己開示に当たるので、相手も話しやすくなるという。人見知り、話し下手、毛深い、30歳を過ぎても怪しい仕事&実家暮らしなどなど、コンプレックス満載の筆者には打って付けのテクニックだ。
ドライブデートのお相手は、埼玉県所沢市在住のEちゃん。生粋のライオンズファンだが、元ライオンズで今はドラゴンズの中心選手として活躍している勉ちゃん(和田一浩)を応援し続ける、おじさん好き(?)の女のコだ。彼女はまだナゴヤドームで勉ちゃんの勇姿を見たことがないため、一度名古屋まで応援しに行きたいとのことで、筆者の車で名古屋まで長距離ドライブをする約束だった。
“雑談テクニック”の効果のほどは!?
デート当日、Eちゃんを東所沢駅でピックアップし、関越道、首都高を経由して、東名道に入る。そして、良きところで“雑談テクニック”を試してみる。
筆者(以下、筆) Eちゃんの職場にも新入社員とか入った?
E 2人かな? あとは、異動で来た人が3人
筆 Eちゃんは、新しく入ってきた人には、自分から声をかける方?
E けっこう声をかける方かもしれませんね
筆 うらやましいな。僕は人見知りだから、なかなか声をかけられないよ(笑)(←ココが重要!)
E そうなんですか! そうは見えないですけどね
筆 いつもどうやって声を掛けてるの?
その後も“人見知りトーク”が続き、悪くない手応え。卑屈になりすぎなかったことも良かったのかもしれない。もちろん、どんな相手にでも当てはまる普遍的な技術ではないだろうが、コンプレックスを話すと相手もオープンな気持ちになるというのは、少なからず本当のようだ。
さらに、「縦列駐車が苦手というかそもそも駐車が苦手」、「大事なところでお腹が痛くなる」、「レンタルしたDVDをよく返し忘れる」など、次々にコンプレックス、ないし失敗談を披露。ナゴヤドームに到着するまでの間、車内は大盛り上がりだった。
到着後、ドーム横のイオンモール内にあるフードコートで「スガキヤ」のラーメンを食べてからドームにイン。Eちゃんは、勉ちゃんの勇姿を心ゆくまで堪能できたからか、雑談で盛り上がりすぎたからか、帰りの車中ではぐっすりだった。
筆者も、心地よい沈黙を楽しみながら深夜の高速ドライブを満喫。コンプレックスを披露しすぎて自分の株が下がったのではないかという、かすかな不安も覚えたが、ドライブ中の“雑談”が盛り上がったので良しとしたい。
もしアナタが「ドライブデート中の雑談が苦手だ」というなら、試してみてはいかがだろう?