銀座G7ラボ


シート、フロアマットのビショビショを回避する100円カサ入れ

助手:博士!どうしたんですか? こんな晴れの日にカサなんか持って。
博士:コレの検証じゃよ、コレの。
助手:ハ?どういうことですか? カサだけ見せられても見当つきませんよ。
博士:勘が悪いのう、フクダ君は。クルマでカサとくれば、カサ入れじゃろうて。今回は格安カーグッズの検証第2弾、100円ショップで売られているカサ入れの実力を検証しようと思う。
助手:どれだけ勘が鋭くても、それはわかりませんよ。そんなことはさておき、もう梅雨明けしましたよ?雨なんか降る気配すらないじゃないですか。
博士:バカモン!夏は夕立というものがある。あなどるな。
助手:しかしまたなんでカサ入れを?
博士:うむ、よく聞いてくれた。ワシはな、いつも悩んでおったんじゃ。カサの置き場に。この悩みはワシだけじゃないはずじゃ。
助手:置き場っていっても、助手席ぐらいしかないですよね? 助手席に人が座る場合は、後部座席の足元に置きます。
博士:そうじゃろう? おそらく大部分がそうしておるはずじゃ。しかし、それではシートはもちろん、重力の関係で水が先っぽに集まってフロアマットをビチョビチョにしてしまう。ワシはそれがどうにも許せなんだ。
助手:確かにイヤですよね。湿気がこもってカビの原因にもなりますし。
博士:そんな時、フッと入った100円ショップにコレがあったのじゃ。
助手:で、思わず買ってしまったと。
博士:イグザクトリー!そのとおり。やっとこの実力を試せるわい。
助手:ではさっそくやってみましょう!
今回の検証方法
今回の検証方法|銀座G7ラボ カサ入れの効果と使い勝手を検証する。雨はジョウロで代替し、まず1分間普通にカサを差す。そしてグローブボックスに入れておいたカサ入れを出し、実際に使ってみる。その上で、水漏れがないかや使いやすさなどを検証する。
博士:そんなに勢いよく水をかけんでも…日頃の恨みを晴らす気か!
助手:1分経過! 博士、車に乗り込んでください。
博士:またスルー・・・。よぉし、気を取り直していつもどおりバシャバシャと水を切って、左手でグローブボックスからカサ入れを出す、と。あぁ…。
助手:ど、どうしました?
博士:素材がビニールだけに、入り口がピッタリとくっついてカサが入らん!
助手:久しぶりに開いたビニール傘でよくこうなるんですよね。博士、気合でねじ込んでください!
博士:うむ、よし入った。おぉ、下に水が溜まっていくのぉ。
助手:シートは多少濡れましたが、フロアマットはほとんど濡れてません。
博士:ほら見てみろフクダくん。こんなに水が溜まったわい。これはこれで満足感があるというかなんというか。
助手:なんとなくわかるようなわからないような。それは置いといて、確かに溜まりましたね。
博士:水漏れもないし、ビニール同士がつっくきやすいという点はあるが、それはいたし方ないこと。車を大切にしている人は、ぜひグローブボックスに忍ばせておくことをオススメするぞ。

飯田橋博士|銀座G7ラボ
飯田橋博士
何か気になりだすと、徹底的に検証したがる名物博士。猪突猛進な性格だが、いつも大事なところが抜けている。IQ200を超える真の天才
助手フクダ|銀座G7ラボ
助手フクダ
博士に惚れこみ研究のお手伝いをする勤勉な助手。博士の穴を巧みにカバーし、錦町ラボを正しい方向へ導いている。


今回の検証グッズ
カサ入れ|銀座G7ラボ

カサ入れ

濡れたカサをしまっておくためのもの。取っ手が付いているので持ち運びも可能。素材はビニールなので、普段は折りたたんで収納しておくこともできる。
5本まとめて収納できるようなカサ入れも、1000円ほどで流通している


今回の検証結果
今回の検証結果|銀座G7ラボ 水を切ってから収納するまでに多少の水漏れは出てしまうが、収納さえできればあとは完全シャットアウト。フロアマットが濡れる心配はない。インテリアをいたわる意味でも常備しておきたい。ビニール素材でフニャフニャなので、グローブボックスに入れておくことも可能だ。乾くとビニール傘のようにくっついてしまうというデメリットもあるが、それはご愛嬌。水漏れはまったくなく、底に溜まった水を見るとちょっと気分がいい。