大切な人を初めて乗せているときなどは特にそうだが、信号などではスムーズに止まりたいもの。急ブレーキはもちろん、いわゆるカックンブレーキも格好が悪い。また自分ではスマートだと思っていても、意外と同乗者には不評だったりすることもある。では自分のスキルはどの程度なのか? それを測ってくれるのがトヨタのリリースした「GoodStop」だ。Android版のみで無料。

まずはホルダーなどにスマホを固定。初めてアプリを立ち上げた際は、ユーザーIDとパスワード、ニックネームなどプロフィールを登録する必要がある(【図1】)。登録した後スタートを押せば、あとは自動で診断してくれる……と言いたいところだが、その前にまず“練習”が待っている(【図2】)。練習では「ブレーキをゆっくり踏む」など項目を絞って運転を診断。その出来具合に応じてポイントが貯まり、規定のポイント数に達すると次の練習へと移る。3つの練習を体験してようやく、本来の自動診断機能が使えるようになる。

自動診断では、ドライブ中に交差点で止まると【図3】のような診断が下される。「ブレーキの踏みはじめが滑らかか」「必要以上に急ブレーキを踏んでいないか」「停止する直前にショックが出なかったか」などが判断され、結果が表示される。交差点で止まっているときに表示されるため、パッと見ることができるので便利だ。また、そのまま走り出すと再び診断モードに入り、次に交差点で止まった際に同じように診断結果が表示される。つまり、交差点で止まる度に「今の止まり方がスマートだったかどうか」が一目でわかるようになっている。【図3】の画面で「詳細」をタップすれば【図4】のようにアドバイスをしてくれるので自分の運転を振り返りやすい。

もちろん実際の交通状況によっては急ブレーキが必要になることもあるから、いちいち診断結果を気にする必要はない。ただ、何気なく止まったときにこうして結果が見られるのは、普段の運転を振り返りやすく参考になる。あなたも一度チャレンジしてみてはいかが?

Text/籠島康弘

「GoodStop」。Android版のみで無料。条件/Android4.0以上。詳細はGoogle playで確認を

「GoodStop」。Android版のみで無料。条件/Android4.0以上。詳細はGoogle playで確認を

【図1】利用する前にユーザーIDやパスワードを入力。その後の診断でニックネームを読み上げてもらうこともできる

【図1】利用する前にユーザーIDやパスワードを入力。その後の診断でニックネームを読み上げてもらうこともできる

【図2】練習のステージでは3つの項目が診断される。クリアすると次のステージに進める

【図2】練習のステージでは3つの項目が診断される。クリアすると次のステージに進める

【図3】診断とともにポイントが貯まっていく。一定のポイントをクリアするとレベルが上がっていく

【図3】診断とともにポイントが貯まっていく。一定のポイントをクリアするとレベルが上がっていく

【図4】緑の線が理想、赤い線が実際の止まり方を示している。音声でアドバイスを読み上げてくれる

【図4】緑の線が理想、赤い線が実際の止まり方を示している。音声でアドバイスを読み上げてくれる