最近インターネットラジオについて耳にすることが増えました。例えばAppleが自動車メーカー各社に提供予定のCarPlayはインターネットラジオに対応するとアナウンスしていますし、昨年末にマイナーチェンジしたシボレーソニックはTuneInのコントロール機能を標準装備しています。特にアメリカではインターネットラジオが人気のようで、日本でもその波が来そう!? というわけで今回はインターネットラジオアプリ「Jango Radio」をご紹介します。iOS版とAndroid版ともに無料です。

「Jango Radio」の特徴は、自分好みのラジオにカスタマイズできるところ。その使い方を、iPhone版で説明してみましょう。まずアプリを立ち上げると、サインインを求められます。登録が済んだら【図1】になります。これがホーム画面。【図1】では筆者が選択した3局が入っていますが、最初は何もありません。ステーションを登録するたびにこのようにリスト化されていきます。

ステーションを追加するには下記の「Explore」をタップ。すると29ものカテゴリーが現れます。試しにR&B/Soulをタップしてみると、22のステーションが表示されました(【図2】)。また【図1】の検索窓に好きなアーティスト名を入れると、そのアーティストの曲をかけているステーション名が表示されます。いずれかの方法で、その中にある気になるステーションを選ぶと【図3】のような画面が現れます。

左上にある再生ボタンを押すと【図4】のようにジャケット写真が現れるとともに曲の再生が始まります。以降、その局の曲が流れますが、私が試した限りでは通常のラジオのようなDJのおしゃべりはなく、1曲終わったら次の曲という具合に淡々と再生してくれます。

【図4】で「いいね」ボタンをタップすると、その曲に類似した曲が多く再生されるようになります。逆に左の、親指が下向きのボタンをタップすると、その曲は再生されなくなります。また一度聞いたステーションは【図1】にリスト化されていきますが、不要になったらステーション名を削除することもできます。

利用方法をまとめると、まずは好みのステーションを見つけ、その中で好みの曲だけ再生されるようにします。次に、そうした好みのステーションをリスト化し、気分に合わせてその中からセレクトして音楽を楽しむ、という具合。

もちろんAppleのCarPlayを待たずとも、スマートフォン対応のカーオーディオやカーナビなどを使って車内で楽しめますから、今すぐダウンロードして、自分好みのステーションを育ててみませんか?

Text/籠島康弘

「Jango Radio」。iOS5.0以上。Androidは端末により異なる。詳細はiTunesおよびGoogle playで確認を

「Jango Radio」。iOS5.0以上。Androidは端末により異なる。詳細はiTunesおよびGoogle playで確認を

【図1】ステーションをリスト化した際のホーム画面。一度視聴すると自動的にリスト化されるが、不要な局は削除できる

【図1】ステーションをリスト化した際のホーム画面。一度視聴すると自動的にリスト化されるが、不要な局は削除できる

【図2】R&B/Soulのジャンルにあるステーション。「こんな感じのR&B/Soul」的な一文がそれぞれ表示されている

【図2】R&B/Soulのジャンルにあるステーション。「こんな感じのR&B/Soul」的な一文がそれぞれ表示されている

【図3】ステーションの説明画面。簡単な英語でも説明されている。下には類似のステーション候補が並んでいて、ここから選ぶこともできる

【図3】ステーションの説明画面。簡単な英語でも説明されている。下には類似のステーション候補が並んでいて、ここから選ぶこともできる

【図4】曲の再生時の画面。ストップボタンの右にあるのは曲送りのボタン。左のボタンを押すとレコメンドするアーティストのリストが表示される

【図4】曲の再生時の画面。ストップボタンの右にあるのは曲送りのボタン。左のボタンを押すとレコメンドするアーティストのリストが表示される