ピレリが日本のスタッドレス市場に挑む![ウィンター・アイスコントロール]
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2012/11/15
ピレリが日本のスタッドレス市場に挑む![ウィンター・アイスコントロール]
ピレリから今年新たに投入されたウインター・マルチタイヤ「ウィンター・アイスコントロール」。日本ならではの独特な冬の路面コンディションにマッチさせた特性について、ピレリジャパンの市川氏に伺ってきました。日本の特殊な冬の環境に最適化させた性能
■日本市場をターゲットにスタッドレスタイヤを開発したのはナゼですか?日本における冬のタイヤ使用環境は非常に特殊です。これだけ積雪量が多く、アイスバーンも混在していて、しかも交通量が多い過酷な環境は世界でも例を見ません。お客様からは、欧州で販売しているウインタータイヤを日本市場向けにアレンジしたものではなく、降雪地域専用に開発したものが求められていました。「ウィンター・アイスコントロール」は氷雪路面でのトラクション性能やブレーキ性能が格段に進化しています。複雑に入り組んだトレッドのデザインはもちろん、コンパウンドの配合も従来のウインタータイヤとは全く異なっています。最も滑りやすいといわれている氷の上に水が張ったような路面状況でも安心してドライビングしていただけると思います。
■他のスタッドレスタイヤと違うぞ! というところを教えてください。
外観からはわかりませんが、ウインタータイヤでありながらサマータイヤに近い内部構造を採用していることが挙げられます。剛性をしっかり確保しているので、柔らかいウインタータイヤにありがちなレーンチェンジ時のふらつきやコーナリングで踏ん張りが効かないような腰砕け感が少なく、ドライ路面やウェット路面でも気持ちよく走れるのが、ピレリらしいポイントです。また一部の欧州車で指定されている、高い負荷に耐えられるタイヤ(荷重指数XL)を用意しているのも特長のひとつですね。
雪が降らなくてもウインタータイヤを履く理由
■ピレリには他に、スノーコントロールやソットゼロなどのウインタータイヤもありますね?
サマータイヤは低温下になると本来の性能を発揮できなくなってしまいます。そのため欧州ではたとえ雪が降らなくても冬期はウインタータイヤに履き替えるのが常識です。彼らはそれだけタイヤの性能にシビアなのです。スノーコントロールやソットゼロはそうした考えに基づいて設定されているウインタータイヤです。雪上での性能を確保しつつ、低温下のドライ路面、ウエット路面でのパフォーマンスも重視して設計されています。冬でもアクティブに走りたいという方や、不意の降雪に備えておきたいという方にはぜひオススメしたいタイヤです!
ピレリジャパン
プロダクトマーケティング ディレクター
市川 仁氏
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