ガソリン価格に敏感で、いつも寄るガソリンスタンドは決めているという人でも、知らない場所ではつい一番最初に見つけた所に入りがち。しかしこのアプリさえあれば、初めての場所でも価格の安いガソリンを入れることができるはず。それが「iGS」(iOS版)と「ガススタ!」(Android版)だ。

このアプリを提供しているのは、ユーザーのクチコミベースのガソリン比較サイト「gogo.gs」。同サイトの情報を、スマートフォンの機能を生かして便利に利用することができる。基本的にiOS版とAndroid版の内容は同じだが、まずはiOS版で内容を説明しよう。

アプリを立ち上げると、最初に現在地付近のガソリンスタンドが地図に表示される(右図1)。その際、価格情報があるスタンドはレギュラーガソリンの価格が掲載されている。

今回はこの中から地図の左下にあった142円と表示されたスタンドへ寄ることに。そのスタンドのアイコンをタップするとスタンドの名前とともに矢印が表示されるので、その矢印をまたタップ。すると住所や外観写真なども載った別ページへと移動する(右図2)。

カーナビがあれば、表示された住所を行き先として設定すればいいし、住所部分をタップすればiPhoneのマップアプリでルートを表示させることもできる(右図3)。ガソリン価格の情報は、もともとクチコミを元にしているので、実際に行ってみたら価格が違ったなんてこともありそうだが今回は見事ピッタリ(右図4)だった。

起動時に表示する価格の“鮮度”を3日以内、7日以内に絞るなど、検索条件を事前に設定しておくこともできる。そのほかにもレギュラーやハイオクの種別、セルフのみ、24時間のみといった条件設定も可能。またJOMOやENEOSなど石油会社をあらかじめ選んでおくこともできる。

価格情報のないガソリンスタンドもあるものの、あまり知らない場所で給油するときには(無料だし)使えるアプリではないだろうか。なお会員登録すれば、自身でクチコミ情報を投稿することもできる。

Android版のガススタ!には画面上にバナー広告が入るほか、周辺のガソリンスタンドを検索した際にスタンドのブランドと価格が同時に表示されないなど、iOS版と多少の違いがある。有料(150円)の「ガススタ!+(Donate)」にバージョンアップすると広告が非表示になるほか、現在地からガソリンスタンドへのルート検索も可能になるなど、iOS版とほぼ同機能になる。

iOS版/無料。 条件: iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1.3 以降が必要

Android版/無料。 Android 要件:1.6 以上

Text/籠島康弘

iGS/ガススタ! アイコン|クルマ神アプリ

iGS [iOS]/ガススタ! [Android]
ガソリン比較サイト「gogo.gs」が提供するiGS(iOS版/左)とガススタ!(Android版/右)。いずれも無料。Android版には有料(150円)の「ガススタ!+(Donate)」がありルート検索などの機能が追加される

iGS検索結果画面|クルマ神アプリ

【図1】現在地近くのガソリンスタンドとその通常価格を表示。エリアの拡大/縮小も可能。価格が表示されない(情報がない)ガソリンスタンドもいくつかある。※画面はiOS版

iGSガソリンスタンド情報画面|クルマ神アプリ

【図2】価格は通常価格と会員価格が表示される。価格の左にある「R」とはレギュラーガソリンを表す。右の三角をタップするとR→H(ハイオク)→軽(軽油)→灯(灯油)の順で表示される。※画面はiOS版

iGSルート検索画面|クルマ神アプリ

【図3】図2の住所をタップすると、iGSでは標準のマップアプリが起動しルート検索をすることができる。Android版では「ガススタ!+(Donate)」へのバージョンアップが必要。※画面はiOS版

iGS 実店舗ガソリン価格|クルマ神アプリ

【図4】今回検索して給油したガソリンスタンドの価格がこれ。検索結果と価格はバッチリ一致