三菱 ギャランフォルティス スポーツバック 【ニューモデル】
カテゴリー: 三菱の試乗レポート
タグ:
2009/02/13
使い勝手の良さにスタイリッシュなデザインをプラス
他人とは違うライフスタイルをアピールしたい人に
PERFORMANCE
ギャランフォルティスの5ドアハッチバックモデル
同社のスポーティセダンであるフォルティスの5ドアモデル。ラインナップはフォルティス同様にベーシックな「ツーリング」、18インチタイヤなどを装着する「スポーツ」、そしてハイパフォーマンスな4WDスポーツモデルである「ラリーアート」の3種類。全グレードに、セダンのノーマル車種とは異なる、ラリーアートのフロントグリルを採用している。DRIVING
フォルティス同様、改善されたしなやかな足回りは好印象
フォルティスにラリーアートが追加された際、18インチタイヤを装着するスポーツの足回りはしなやかなものに改良されたという。スポーツバックは最初から、この足回りを搭載。高速走行時の乗り味は適度なしっかり感と路面からのアタリの良さをうまく両立させている。静粛性は高いほうだが、車両後方からのノイズの侵入がセダンより若干だが気になる。SPACE
リアシートの分割機構により使い勝手は抜群
スタイリングを重視しつつ、ラゲージスペースをうまくデザインしたのがこのクルマの魅力の一つ。ラゲージはテールゲート側からワンタッチで倒すことが可能。床面の高さを簡単な操作で2段階(上下90mm)に切り替えることで高さのある荷物も積載できる。シート自体は見た目の派手さはないが、しっかりとした座り心地と十分なホールド性能をもつ点も好印象。OWNERSHIP
他人と違うライフスタイルをアピールしたい人にオススメ
欧州では確実なシェアが見込めるハッチバック車だが、実は日本でも一定量のファンが市場を支えているとのこと。スポーツバックはその使い勝手の良さにクーペを連想させるスタイリッシュなデザインをプラス。セダンではなく、あえてハッチバックを選ぶという他人とは違うライフスタイルをアピールしたい人にはいい選択肢。大胆なボディカラーも魅力的だ。SPECIFICATIONS
グレード | SPORT |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 4585×1760×1515 |
ホイールベース(mm) | 2635 |
車両重量(kg) | 1410 |
乗車定員 | 5人 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1998 |
最高出力 | 113kW(154ps)/6000rpm |
最大トルク | 198N・m(20.2kg-m)/4250rpm |
車両本体価格 | 216.3万円 |
RATING
EQUIPMENT(装備)
カーナビこそオプションだが、セダン同様、装備の充実度が実はこのクルマの大きな魅力。スポーツの場合、18インチアルミホイール、クルーズコントロール、パドルシフトなども標準装備する。
SAFETY(安全性)
星は2つだが、ASC(横滑り防止装置)は4WD車なら標準装備。FF車でもメーカーオプション設定できる。スポーツの場合これを選択すれば、AFSやHIDなどの装備は標準なので一気にポイントが上がる。
ECO(環境性能)
平成17年基準排出ガスは75%低減レベルと星4つを獲得。ラリーアートは50%で星3つとなる。燃料消費に関しては全グレード、平成22年度燃費基準を達成。環境面でのもうひと頑張りを期待したい。
MILEAGE(燃費)
10・15モード燃費はFF車で13.4km/L、4WD車の場合は13.0km/L(ラリーアートは10.2km/L)と、このクラスでは標準的なレベル。レギュラー仕様(ラリーアート除く)というのもありがたい。
VALUE(バリュー)
前述したようにフォルティスは装備の充実が魅力。特にスポーツのFFは216万3000円でスポーティな走りを楽しむためのプラスαの装備が標準装備。コストパフォーマンスは抜群に高い。
総合評価
13
三菱 ギャランフォルティス スポーツバック 【ニューモデル】/試乗レポート