三菱 ディオン 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: 三菱の試乗レポート
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2008/04/25
※この記事はカーセンサー関東版8号2000年3月2日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
■自然な加速と安定した走行性能が魅力の、使える5ナンバーファミリィワゴン
↑ディオンの走りは自然な加速と速度コントロールが特徴(左)三菱独自の衝突安全強化高エネルギー吸収構造ボディRISE(ライズ)を採用(右)
5ナンバーサイズでありながら3列シートをもち、7人乗りのワゴンとして2000年1月に登場したディオン。その最大の特徴は、シビックフェリオやプリメーラといった小型セダン並みの全長の短さである。ゆえに小回りが利き、扱いやすい。搭載エンジンは新開発の2L GDIエンジン。エコノミー走行時には三菱車ではすでにお馴染みのGDIマークがメーターパネルの中に点灯し、エコノミー&エコロジー運転を自然に意識できる。もちろんトルク感も十分だから、自然な加速と速度コントロールのしやすさも好印象のもてるポイントだ。
■ウォークスルーも可能、使い勝手のよい室内
↑ヘッドレストとサイドバックを取れば、サードシートは床下に収納することが可能だ(左)全グレード共通搭載の2LのGDIエンジンはボディサイズに対し十分な性能をもつ(右)
走行面での安定感や乗りやすさは、車高が高めの車にしては良好だといえる。また、市街地を走行しているとあらゆる場面で5ナンバーサイズの取り回しの良さが実感できた。気になる室内の使い勝手も良好。コラムシフトを採用していることでフロントシートの足元はすっきりしており、ウォークスルーも何とか可能になっている。2列目のシートは前後スライドし、3列目に人が乗った場合でも前席との間の足元スペースは快適といえるレベルだ。
3列フル乗車でのラゲージスペースはお世辞にも広いとは言えないが、3列目シートを畳んで床下に収納するために深さもあり、荷物は程良く積める。シートアレンジの中では、3列目シートを収納する際のヘッドレストの収納や背もたれの両サイドの使い方がちょっと凝っていると感じた。
主要諸元のグレード | エクシード |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4460×1695×1650 |
ホイールベース(mm) | 2705 |
車両重量(kg) | 1400 |
乗車定員(人) | 7 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1997 |
最高出力[ps/rpm] | 135ps/5800rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 18.7kg-m/3500rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 13.0 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛レギュラー/60 |
車両本体価格 | 159.8~184.8万円 |
コンセプト | 4点 |
フィニッシュ | 4点 |
前席居住性 | 5点 |
後席居住性 | 3点 |
内装の質感 | 4点 |
取り回し | 4点 |
操作系の使い勝手 | 5点 |
ラゲージルーム | 3点 |
パワー感 | 3点 |
トルク感 | 4点 |
加速性能 | 4点 |
乗り心地 | 4点 |
操縦安定性 | 5点 |
高速安定性 | 5点 |
しっかり感 | 5点 |
ブレーキ性能 | 4点 |
環境対策 | 4点 |
燃費 | 4点 |
ステータス | 3点 |
コストパフォーマンス | 4点 |
得点合計 | 81/100 |
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