ホンダ CR-Z【ニューモデル】
2010/03/31
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
待望のハイブリッドスポーツ
インサイト、シビックHVに続く「Hondaグリーンマシン3号」。低く、ワイドなボディにインサイトより排気量の大きな1.5L直4SOHCエンジン+ モーターを搭載。充実装備のαとベーシックなβの2グレード構成で、それぞれにCVTとハイブリッドカーとしては世界初となる6MTが組み合わされる。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
6MTの走りはカルチャーショック
悪天候ではあったが、スタビリティも高く、乗り心地も良好。6MT、CVTともECON/NORMAL/SPORTの3種類の走りが選べる「3モードドライブシステム」を搭載しているが、特に6MTでは出だしからモーターがトルクの立ち上がりをアシストしてくれることで、2L並みの加速フィーリングが楽しめる。SPACE室内空間の広さや演出を解説
後席はあるが本当に緊急用
気になる後席はやはり緊急用。140cm未満の子供が精一杯。しかしここにバッグを置くなどのスペースとして考えれば分割可倒機構とも相まって使い勝手はかなり良い。シートポジションはかなり低いが、高曲率のフロントウインドウを採用。Honda車で最もワイドな前方視界という説明にも納得できる。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
注目度は抜群です
CR-Zはエコとスポーツの融合、つまりハイブリッドの意味をもつ車でもあるという。月並みな言い回しだが、ハッと目を奪われる未来的なデザイン。試乗していても対向車のドライバーからの視線がウレシイほど痛いのである。子育て終了の50代だけでなく20代が乗っても様になる時代にマッチした一台だ。SPECIFICATIONS
グレード | α |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 6MT |
全長×全幅×全高(mm) | 4080×1740×1395 |
ホイールベース(mm) | 2435 |
車両重量(kg) | 1130 |
乗車定員 | 4人 |
エンジン種類 | 直4SOHC+モーター |
総排気量(cc) | 1496 |
最高出力 | 84kW(114ps)/6000rpm (※エンジン部のみの数値) |
最大トルク | 145N・m(14.8kg-m)/4800rpm (※エンジン部のみの数値) |
車両本体価格 | 226万8000〜249万8000円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
総合評価21/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
オーディオおよびナビはすべてオプション(スピーカーはフロント2つのみ標準装備)。オススメは通信機器&通信料永年無料のインターナビ・プレミアムクラブ対応のHDDナビ(28万6000円)だ | SAFETY(安全性)4/ 5 |
VSC+TRCはSRSサイド&VSA(車両安定デバイス)を全グレードに標準装備したのは高く評価したい。αにはディスチャージライトが標準装備、βはメーカーオプションとなる。サイドエアバッグはαとβのみCVT車にオプション | ECO(環境性能)5/ 5 |
2005年度排出ガス基準75%低減で星4つを取得。平成22年度燃費基準も全グレードで+25%を達成。自動車取得税、重量税合計で16万5100円のエコカー減税が受けられる | MILEAGE(燃費)5/ 5 |
6MT車の10・15モード燃費は22.5km/L、CVT車の25.0km/Lより悪いのは試験方法の関係で数値上落ちてしまうから。実走行では頻繁にCVTを超える燃費が出せた。これは星5つあげていいだろう | VALUE(バリュー)5/ 5 |
月間販売目標1000台に対し、すでに1万台以上の受注が入っているはず。ハイブリッドはもとより、日本では絶滅危惧種化していたクーペ市場を元気にさせたことは高く評価したい |
ホンダ CR-Z【ニューモデル】/試乗レポート
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