ランドローバー レンジローバー イヴォーク【ニューモデル試乗】
カテゴリー: ランドローバーの試乗レポート
2012/03/28
レンジローバー史上、最小最軽量で最良燃費
3グレードにはそれぞれ、ピュアはクール&コンテンポラリー、プレステージはラグジュアリィ、ダイナミックはスポーティというデザインテーマを設定
2008年のデトロイトショーでLRXコンセプトとして発表されたモデルが、ほぼそのままのデザインでデビューした。ボディはコンセプトカーのデザインを色濃く反映させた3ドアのイヴォーク クーぺと、若干高いルーフラインをもつ5ドアのイヴォークの2タイプ。グレードはベーシックなピュアと、装備の充実したプレステージ(5ドア)およびダイナミック(3ドア)が用意される。エンジンは全モデル共通の直列4気筒直噴ターボで240psを発揮。6速ATとの組み合わせによるフルタイム4WDとなる。
レンジローバーを名乗るだけにあらゆる道路状況に対応する「テレインレスポンス」と、急勾配を下るときに自動的に速度をコントロールする「ヒルディセントコントロール」を標準装備。サスペンションは前後ともストラット式コイルスプリングだが、それぞれの上級グレードには車体の動きを毎秒1000回モニタリング制御するアダプティブダイナミクスをオプション装着できる。
SUVスタイルの快適スポーツクーペ
3ドア(クーペ)は5ドアの30万円高。5ドアのピュアが450万円なのに対し3ドアは470万円、プレステージが578万円でダイナミックが598万円となる
まず5ドアのプレステージに乗り込む。アイボリーのオックスフォードレザーシートが室内をより広く見せつつ快適な座り心地も供してくれる。インストデザインは8インチのタッチスクリーンをセンターに据えた未来的なもの。5つのデジタルカメラで外周を確認出来るサラウンドカメラシステムは便利だ。さて走りだが、アクセルを踏んだ瞬間からその軽快さにうれしくなる。パワーの盛り上がり方と車重やトランスミッションとのバランスが好適なのか、特にテスト車はオプションの20インチホイールが装着されたモデルだっただけに、ちょっとしたスポーツカーを操っているような錯覚を起こしてしまったほど。後席やラゲージは必要十分なスペースが確保されていた。
次に乗ったクーペは、なるほどこれがオリジナルデザインだと思わせるもの。ルーフは30mm低くなるが圧迫感はない。クーペのベースグレードを選んでガンガン乗り倒すのが最もおしゃれかな。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | プレステージ | |
全長×全幅×全高(mm) | 4355×1900×1635 | |
車両重量(kg) | 1760 | |
エンジン種類 | 直4DOHCターボ | |
総排気量(cc) | 1998 | |
最高出力[ps/rpm] | 240/5500 | |
最大トルク[ Nm/rpm] | 340/1750 | |
車両本体価格 | 578万円 |
ランドローバー レンジローバー イヴォーク【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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