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プジョー 5008(島下泰久)【ニューモデル試乗】
プジョー 5008(島下泰久)【ニューモデル試乗】
2013/05/13
道具として使い倒して生きる、それでいて味わいも濃いという意味で思い出したのは往年の406ブレーク。価格設定も頑張っているからVW ゴルフトゥーランを検討中の人は見てみる価値アリ。日本のミニバンに飽きた人もゼヒ試してみて
道具として使い倒せる、それでいて濃い味わい
安全性も乗員全員に配慮
307SW/308SWと、3列シート7人乗りモデルの日本導入は早かったプジョーだが、正式にミニバンとして販売するのはこの5008が初めてだ。全長4530mmと車体はさほど大きくはないが、1列目はもちろん2列目もスペースは十分。独立した3人分のシートはすべて同サイズとされる。3列目は広々とまでは言えないが、2列目を前に出せば大人でもちゃんと座れる。常時7人乗るならともかく、たまに使うなら十分過ぎるほどだ。
全席分のシートベルトとヘッドレストは当然、標準装備。また3列目までカバーするカーテンエアバッグも備わるなど、安全性の面でも乗員全員への配慮が徹底されている。ここが日本車とは違うのである。
3列目シートは簡単な操作で左右別々にフロア下に折り畳めるし、2列目まで倒して広大な空間をつくり出すこともできる。このときフロアが完全にフラットになるのはお見事。床面も低く使い勝手は抜群だ。
昔はプジョーってこういう車だったよな
しかし何より好印象だったのは走りっぷりである。乗り味は、良い意味でユルく、しなやか。久しぶりに、いかにもプジョーらしい走りを満喫できる。ハンドリングも上々。1.6Lターボエンジンと6速ATを組み合わせたパワートレインのドライバビリティも文句なし。まあ7人乗車だと、さすがに余裕はなさそうだけれど。
見た目も中身もシンプルだが押さえるところは押さえていて、いい意味での道具感がある。
昔はプジョーって皆、こういう車だったよな…なんて嬉しい気持ちにさせられてしまった。望外に、めっけもんに出会ったという感じである。
本国では2009年から販売されているミドルクラスミニバン。ベーシックなプレミアムと装備充実のシエロをラインナップ
シエロにはヘッドアップディスプレイやパノラミックガラスルーフなどが標準装備される
個々にスライド&収納できる2列目シートを採用。スペースは3列目格納で823L、2列目格納で2506Lとなる
SPECIFICATIONS
| グレード |
Cielo |
| 駆動方式 |
FF |
| トランスミッション |
6AT |
| 全長×全幅×全高(mm) |
4530×1840×1645 |
| ホイールベース(mm) |
2725 |
| 車両重量(kg) |
1600 |
| 乗車定員(人) |
7 |
| エンジン種類 |
直4DOHCターボ |
| 総排気量(cc) |
1598 |
| 最高出力[ps/rpm] |
156/6000 |
| 最大トルク[N・m/rpm] |
240/1400-3500 |
| 車両本体価格(万円) |
330 |
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<h3>道具として使い倒せる、それでいて濃い味わい</h3>
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<h4>安全性も乗員全員に配慮</h4>
<p>307SW/308SWと、3列シート7人乗りモデルの日本導入は早かったプジョーだが、正式にミニバンとして販売するのはこの5008が初めてだ。全長4530mmと車体はさほど大きくはないが、1列目はもちろん2列目もスペースは十分。独立した3人分のシートはすべて同サイズとされる。3列目は広々とまでは言えないが、2列目を前に出せば大人でもちゃんと座れる。常時7人乗るならともかく、たまに使うなら十分過ぎるほどだ。
<br /><br />
全席分のシートベルトとヘッドレストは当然、標準装備。また3列目までカバーするカーテンエアバッグも備わるなど、安全性の面でも乗員全員への配慮が徹底されている。ここが日本車とは違うのである。
<br /><br />
3列目シートは簡単な操作で左右別々にフロア下に折り畳めるし、2列目まで倒して広大な空間をつくり出すこともできる。このときフロアが完全にフラットになるのはお見事。床面も低く使い勝手は抜群だ。
<br />
</p>
<h4>昔はプジョーってこういう車だったよな</h4>
<p>しかし何より好印象だったのは走りっぷりである。乗り味は、良い意味でユルく、しなやか。久しぶりに、いかにもプジョーらしい走りを満喫できる。ハンドリングも上々。1.6Lターボエンジンと6速ATを組み合わせたパワートレインのドライバビリティも文句なし。まあ7人乗車だと、さすがに余裕はなさそうだけれど。
<br /><br />
見た目も中身もシンプルだが押さえるところは押さえていて、いい意味での道具感がある。
<br /><br />
昔はプジョーって皆、こういう車だったよな…なんて嬉しい気持ちにさせられてしまった。望外に、めっけもんに出会ったという感じである。</p>
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<h4>SPECIFICATIONS</h4>
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<td class="td-title">グレード</td>
<td>Cielo</td>
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<td class="td-title">駆動方式</td>
<td>FF</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">トランスミッション</td>
<td>6AT</td>
</tr>
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<td class="td-title">全長×全幅×全高(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">4530×1840×1645</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">ホイールベース(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">2725</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両重量(kg)</td>
<td>1600</td>
</tr>
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<td class="td-title">乗車定員(人)</td>
<td align="center" colspan="3">7</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">エンジン種類</td>
<td>直4DOHCターボ</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">総排気量(cc)</td>
<td>1598</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最高出力[ps/rpm]</td>
<td>156/6000</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最大トルク[N・m/rpm]</td>
<td>240/1400-3500</td>
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<td class="td-title">車両本体価格(万円)</td>
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<h3>道具として使い倒せる、それでいて濃い味わい</h3>
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<br /><br />
全席分のシートベルトとヘッドレストは当然、標準装備。また3列目までカバーするカーテンエアバッグも備わるなど、安全性の面でも乗員全員への配慮が徹底されている。ここが日本車とは違うのである。
<br /><br />
3列目シートは簡単な操作で左右別々にフロア下に折り畳めるし、2列目まで倒して広大な空間をつくり出すこともできる。このときフロアが完全にフラットになるのはお見事。床面も低く使い勝手は抜群だ。
<br />
</p>
<h4>昔はプジョーってこういう車だったよな</h4>
<p>しかし何より好印象だったのは走りっぷりである。乗り味は、良い意味でユルく、しなやか。久しぶりに、いかにもプジョーらしい走りを満喫できる。ハンドリングも上々。1.6Lターボエンジンと6速ATを組み合わせたパワートレインのドライバビリティも文句なし。まあ7人乗車だと、さすがに余裕はなさそうだけれど。
<br /><br />
見た目も中身もシンプルだが押さえるところは押さえていて、いい意味での道具感がある。
<br /><br />
昔はプジョーって皆、こういう車だったよな…なんて嬉しい気持ちにさせられてしまった。望外に、めっけもんに出会ったという感じである。</p>
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<h3>不満以上かつ満足未満</h3>
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<h4>右ハンドル仕様も許容範囲に</h4>
<p>まず朗報を。プジョー小型車の右ハンドル仕様といえば、ステアリングとペダルに明らかなオフセットがあり、シートの設えもそれを補完できていないという、酷い運転環境がお約束だった。ところが208はそれが、かなり是正されていた。
<br /><br />
オフセットは皆無ではないが許容範囲で、ステアリングは正しく握ることができる。シートも往年のような逸品ではないが、これと指摘できるような不始末はない。これまでのように、走り以前のところでお勧めできる基準をクリアできないという状態ではなくなったのだ。
<br />
</p>
<h4>ターボ+6MT仕様が吉</h4>
<p>そして走りのほうの評価でも大きな瑕疵はない。切ったら軽々と身を翻す往年のニュートラルステアではなく、粘るリアを舵角で曲げていく傾向のシャシーで、アシ運びも精緻さに欠けるが、及第点は与えられる。ただしタッチが甘くリニアリティに欠けるブレーキは減点材料。
<br /><br />
エンジンは1.2L直列3気筒の導入が話題である。この直3は振動も昔の直4くらいに抑えられていて、MTで走らせるぶんには馬力トルク特性そのものに不足はない。ところがエンジン制御が雑で、発進時の極低回転で粘らずストールしやすいという難点を持つ。また2速3速がハイギアードという欧州向きの設定ゆえ60km/hあたりまでの加速がもどかしい。日本の道路環境では使いにくいところが目立つのである。
<br /><br />
一方1.6Lは実績もあるユニットであり、それを裏切らない仕事ぶりを見せるが、4速ATがその魅力を目減りさせている。以前よりも改善はされているのだが、それでも馬力をロスしている感覚が目立つのだ。
<br /><br />
ターボ+6MT仕様が吉か。
<br />
</p>
</div>
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<td class="td-title">グレード</td>
<td>Allure</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">駆動方式</td>
<td>FF</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">トランスミッション</td>
<td>5MT</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">全長×全幅×全高(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">3960×1740×1470</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">ホイールベース(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">2540</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両重量(kg)</td>
<td>1070</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">乗車定員(人)</td>
<td align="center" colspan="3">5</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">エンジン種類</td>
<td>直3DOHC</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">総排気量(cc)</td>
<td>1199</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最高出力[ps/rpm]</td>
<td>82/5750</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最大トルク[N・m/rpm]</td>
<td>118/2750</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両本体価格(万円)</td>
<td>199</td>
</tr>
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</div>
</div>
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<div class="author">Tester/沢村慎太郎 Photo/向後一宏</div>
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<h3>ちょっぴりオトナのホットハッチ</h3>
<div id="testdrive_TempA_col03">
<h4>高性能を言い訳にせず、実用性にも十分配慮</h4>
<p>1.6Lから200psを絞り出すハイチューンエンジンなんて、ひと昔前なら普段使いはあきらめるしかない扱いにくいシロモノでしかなかった。でも、PSAとBMWが共同開発したこのエンジンは驚くほどフレキシブル。トルク特性だって実にフラットで、最新エレクトロニクスの威力を思い知らされること請け合いだ。
<br /><br />
プジョーが久しぶりに「GTi」の名を復活させた208GTiは、このパワフルで扱いやすいエンジンにすべてが象徴されているような気がする。基本的にはかなりのハイパフォーマンスカー。けれども、だからといって高性能なことを言い訳にせず、実用性にも十分配慮したホットハッチに仕立てられているのだ。
<br />
</p>
<h4>ほどよくスパイスが利いたオトナのためのコンパクトカー</h4>
<p>たとえば、そのサスペンション。路面から入る衝撃をじわりと受け止めるいっぽうで、コーナリング中のボディの動きはしっかりと支える。率直にいって、ターンインでカミソリのような鋭敏さを示すわけでもなければ、スロットルペダルの動きでリアスライドをコントロールできる身軽さを備えているわけでもない。でも、ほどよく機敏で、優れたスタビリティを生み出す。物足りないと思う人もいるかもしれないが、なかなかオトナなセッティングである。
<br /><br />
エクステリアもインテリアもていねいにモディファイされているけれど、決してド派手ではない。せいぜい「スポーティ・カジュアル」の範疇。でも、気負わず普段着で乗るなら、「化粧の濃さ」はこのくらいでちょうどいいと思う。
<br /><br />
それでも、小径のステアリングを握り、6MTのシフトレバーを操れば、ホットハッチを走らせる楽しさは確実に心のなかで蘇る。「回春剤」なんて言葉はジジ臭くて似合わない。もっとアクティブに毎日を過ごすアナタにこそ相応しい、ほどよくスパイスが利いたオトナのためのコンパクトカーである。</p>
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<div class="col-left">
<h4>SPECIFICATIONS</h4>
<div class="spec">
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<tbody><tr>
<td class="td-title">グレード</td>
<td>208GTi</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">駆動方式</td>
<td>FF</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">トランスミッション</td>
<td>6MT</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">全長×全幅×全高(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">3960×1740×1470</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">ホイールベース(mm)</td>
<td align="center" colspan="2">2540</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両重量(kg)</td>
<td>1200</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">乗車定員(人)</td>
<td align="center" colspan="3">5</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">エンジン種類</td>
<td>直4DOHCターボ</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">総排気量(cc)</td>
<td>1598</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">最高出力[ps/rpm]</td>
<td>200/6000</td>
</tr>
<tr>
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<td>275/1700</td>
</tr>
<tr>
<td class="td-title">車両本体価格(万円)</td>
<td>299</td>
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<div class="author">Tester/大谷達也 Photo/向後一宏</div>
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