アウディA6 2.7Tクワトロ 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: アウディの試乗レポート
2009/08/17
※この記事はカーセンサー関東版2001年12号(3月22日)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
2.7Lのツインターボ&4WDを装備したスポーツセダン
↑アッパーミドルクラスセダンのA6はサルーンでありながらクーペのような、流れるような曲線美をもつ(左) 機能重視のインパネは見やすい。エアバッグはサイド、ヘッドエアバッグも装備(右)
アウディの中でA6シリーズはA8に続くアッパーミドルクラスモデル。ボディサイズはトヨタアリストに近い大きさだ。A6シリーズに追加されたこの2.7Tクワトロは、A6シリーズの最高級&スポーツバージョンに位置づけられる。
エンジンはV6DOHCのツインターボ、2.7L。230psの最高出力と31.6kg-mの最大トルクを得ている。ミッションは5速マニュアルモード付きティプトロニックとなる。専用のスポーツサスペンション、本革スポーツシートなどを標準装備している。
ドイツ車らしい重厚さと絶妙な足回りを味わえる
↑V6、2.7LのツインターボエンジンはS4と共通のビッグトルクタイプ(左) クラシカルな雰囲気さえも感じさせる彫刻的なリアスタイルはとても美しい(右)
Dレンジでスタートすると、出だしからいきなりの強烈な加速を体験させてくれる。ツインターボは1700~4600rpmの間で、最大トルクの31.6kg-mを発生し続けるセッティングなので、このようにいきなりの強烈加速になるのだ。専用スポーツサスのハンドリングは、コーナーでのロールは小さく抑えられているが、路面からの上下動のキツさもない、という絶妙のセッティング。ただし、ハンドルは直進、コーナーともにかなり切り込みは重く、力が必要だ。ブレーキも、ペダルの踏み初めから、ギュッとディスクを締めつけるような減速をするが、踏力は重め。このハンドル、ブレーキなどのセッティングは、ドイツ車らしい重厚さがある。
スタイリングは、ハデなエアロパーツなども装着されていない地味なものだが、中身は完全にスポーツカー的な味つけの4ドアセダンだ。
室内はフロント、リアシートともに居心地はよく、トランクも広い。実用性も十分なスポーツセダンだ。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | 2.7Tクワトロ |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 5AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4805×1810×1450 |
ホイールベース(mm) | 2760 |
車両重量(kg) | 1750 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | V6DOHCツインターボ |
総排気量(cc) | 2671 |
最高出力[ps/rpm] | 230ps/5800rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 31.6kg-m/1700~4600rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 16.0 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/70 |
車両本体価格 | 650.0万円 |
石川 真禧照の責任採点
コンセプト | 3点 | 取り回し | 3点 | 加速性能 | 4点 | ブレーキ性能 | 4点 |
フィニッシュ | 3点 | 操作系の使い勝手 | 4点 | 乗り心地 | 4点 | 環境対策 | 3点 |
前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 4点 | 操縦安定性 | 4点 | 燃費 | 3点 |
後席居住性 | 3点 | パワー感 | 4点 | 高速安定性 | 4点 | ステータス | 4点 |
内装の質感 | 3点 | トルク感 | 4点 | しっかり感 | 4点 | コストパフォーマンス | 3点 |
得点合計 | 72/100 |
アウディA6 2.7Tクワトロ 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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