PCD|自動車なんでも用語集

PCD(ぴー・しー・でぃー)/[足回り]

「PCD」とは、ホイールの各ボルト穴の中心点を結んでできた円の直径を表したもの。単位はmm(ミリ)である。

この数値はメーカーおよびモデルごとに決められているため、数値が同じでないと、たとえボルト穴数が合っていても位置が異なるため、ホイールを車に装着することができない。

国産車の場合、トヨタ ヴィッツや日産マーチ、ホンダ フィットなど、コンパクトな車には100mm、トヨタ クラウンや日産 エルグランド、ホンダ レジェンドといったボディの大きな車には114.3mm、SUVには139.7mmが採用されているケースが多い。

一方、輸入車は、112mm(VW、アウディ、メルセデス・ベンツ)、120mm(BMW)、130mm(ポルシェ)と上記のPCDとは異なる場合が多いので注意が必要だ。

ちなみにPCDは、ホイールメーカーのホームページやカタログなどに掲載されている適合表に、車種ごとに記載されている場合が多い。