ECOスタートストップ機能|自動車なんでも用語集

ECOスタートストップ機能(えこ・すたーと・すとっぷ・きのう)/[エンジン]

ECOスタートストップ機能は、2009年9月に登場した、M・ベンツ SクラスHYBRIDロングに導入された環境支援デバイスである。

赤信号等で、車両が停止すると同時にエンジンもストップ。停車中のアイドリングをなくすことで、燃料を節約し無駄なCO2の排出を抑える地球環境に配慮した、一種のアイドリングストップ機構である。都市部での自動車による移動時間中の停止時間の割合は47%ともいわれている。この機能を含めるHYBRIDシステムにより、SクラスHYBRIDロングの10・15モード燃費は、同排気量のS350比で、+2.6km/Lの11.2km/L。これは、このクラスではトップレベルの好燃費だ。

ECOスタートストップ機能は、エンジンとミッションの間に設置される薄型ディスク状モーターにより制御されている。このモーターは、加速時のエンジン補助が主な役割だが、発進時にエンジンを再始動させる役割も担っているのだ。これにより、エンジンはほぼ瞬間的に再始動するため、始動に伴う排出ガス増も最小限に抑えられるというメリットもある。