リニアトロニック|自動車なんでも用語集

リニアトロニック(りにあとろにっく)/[基本性能]

リニアトロニックは、2009年5月に登場したレガシィシリーズに採用されているスバルが開発したCVTのこと。

その最大の特徴は、バリエーターと呼ばれる主変速機機構に、一般的な金属ベルトではなくチェーン式が採用されていることで、これによりミッションをコンパクトに設計できるだけでなく、優れた伝達効率も実現。また、チェーン式の利点でもあるプーリー(滑車)の最大径と最小径の差を大きくすることができるため、広いレシオカバレージ(1速の変速比を6速の変速比で割った値。変速比の取り得る範囲)を達成。優れた伝達効率とあわさって、全速度域でゆとりある走行性能と優れた燃費性能の両立が図られている。

ちなみにリニアトロニックには6速マニュアルモードが設定され、パドルシフトも完備。そのパドルシフトによる変速は0.1秒以下と素早く、ATやMTに負けないスポーティなドライビングが可能。