東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シリーズ第5-6戦を、富士スピードウェイ(静岡県)にて2015年6月6日(土)、7日(日)に開催いたします。

舞台は前戦に引き続き富士。PCCJは富士のビッグイベント「ザ・ワンメイク祭り2015富士」内のメジャーレースとして開催される。また、昨年に続き今年も日本に上陸するポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)は、アジア圏だけではなくヨーロッパからも多数のドライバーが参戦するハイレベルなシリーズとしても知られている。PCCJとPCCAが交わり、パドックやラウンジも国際色豊かで、よりいっそう華やかな雰囲気に包まれそうだ。

PCCJ2015もいよいよシーズン中盤を迎え、今回の富士大会でもタイトルを見据えた戦いが要求される。まず、オーバーオールのポイントランキングは開幕から4連勝をあげている#15元嶋佑弥が80ポイント、続いて、4戦連続2位の#78近藤翼が72ポイント、3位#久保凛太郎が64ポイントとなっている。元嶋の4連勝はすべてスタートダッシュから逃げ切りという強い勝ち方だが、元嶋は「PCCJでは、優勝と2位のポイント差は2ポイント。ポイントは全戦有効。少しのミスが形勢逆転を許すということもあるので、油断できません。無理をしない範囲で、2つとも勝ちにいく」とまだまだ手綱を緩めるつもりはない。ジェントルマンクラスは#9武井真司が4戦ともポール・トゥ・ウインの固め打ちで、ランキングトップを走っている。「ここまでの結果には満足しています。ただ、オーバーオールの上位の選手には水を空けられていますし、ジェントルマンクラスにも速い選手が多いので、もっと自分のレベルを上げていきたい」とこちらもタイトル獲得へ向けて緩みはない。

もちろん、彼らに続くドライバーも富士での巻き返しを期している。オーバーオールでは、第4戦で久保との激しい3位争いを見せた#19永井宏明、2014年PCCJジェントルマンクラス覇者#7星野敏らもそろそろ表彰台がほしいところ。ジェントルマンクラスは2013年同クラスチャンピオンの#2田島剛、第3戦、第4戦連続表彰台のルーキー#25内山清士も優勝へ虎視眈々といったところだろう。

開催地・富士スピードウェイ(全長4.563km)の特徴は「高速コース」で、それを代表しているのが約1.5kmのメインストレート。最高速が270km/hをオーバーする超高速セクションで、ストレートエンドの1コーナーはブレーキング勝負でのオーバーテイクポイントとなる。しかし、絶対的なスピード域が高く、ブレーキングミスは禁物。また、コース後半の低速セクションも軽視できない。「あそこは難しくて、どちらかというと嫌いです(笑)」(元嶋)、「もともと高速コーナーが好きなのですが、あの区間では前に行きたがって、走りがラフになってしまう。丁寧にいきたい」(武井)と、ランキングトップのふたりも課題として挙げているほど。また、この時期はウェットコンディションを想定しておく必要もある。これらのポイントをうまく攻略したドライバーが戦いを有利に進めそうだ。

富士大会のスケジュールは、専有走行が6月5日(金)10:15-10:40、15:55-16:20の2セッション。予選は6月6日(土)11:00-11:30。第5戦の決勝レース(15周)は同日15:00から、第6戦決勝レース(15周)は6月7日(日)13:00から、それぞれスタートを迎える予定となっている。