日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、2015年のレースシーズンにポルシェ ジュニアとしてコナー・デ・フィリッピ(22歳)、スヴェン・ミューラー(23歳)、およびマッテオ・カイローリ(18歳)の3名の才能ある若いレーシングドライバーをサポートいたします。

彼らは、それぞれのチームからポルシェ・モービル1スーパーカップとポルシェ カレラカップ ドイツに参戦します。米国出身のコナー・デ・フィリッピは、ヴェルヴァ・レヒナー・レーシングチームからスーパーカップに、ランド・モータースポーツからカレラカップドイツに出場し、ドイツのラインライト地方出身のスヴェン・ミューラーは、両シリーズにヴァルター・レヒナー・レーシングチームから参戦します。3人目のジュニアであるイタリア出身のマッテオ・カイローリは、両シリーズ参戦のためにプロジェクト1/ファースト・トラック・レーシングセンターを選択しています。

ジュニアプログラムのこの3名の若いレーシングドライバーは、全シーズンを通してポルシェのサポートを受けます。3人はポルシェ・モービル1スーパーカップ出場のために200,000ユーロの資金援助を受けるのに加え、フィットネス、メディア対応、およびメンタルトレーニングの各分野のワークショップに参加します。また元ポルシェ ワークスドライバーのサシャ・マーセンが、各レースで才能ある若者のコーチを務めます。

すでに先シーズンからポルシェ ジュニアとしてサポートを受けているスヴェン・ミューラーは、昨年の両シリーズにおける計7回の表彰台と、ポルシェ カレラカップ ドイツ第4戦の総合優勝および新人タイトルが含まれます。「ポルシェ ジュニアの2シーズン目が楽しみですね。ここでは新人のプロレーシングドライバーとしては最高のサポートを受けることができます。カタールのフィットネスキャンプでポルシェGTファクトリーのドライバーに加わって8日間の集中的なフィジカルトレーニングを受けました。シーズンに向けての準備は完璧です。自分のフィットネスレベルが毎日向上していくのがわかります。レヒナー・レーシングのような強いチームのサポートを受けることができてうれしいです」とミューラーは話しています。コナー・デ・フィリッピにとって、2015年はポルシェ ジュニアとしての3回目のシーズンになります。彼は2013年に、ポルシェ カレラカップ ドイツのルーキー選手権で優勝を飾ってすばらしいスタートを切り、2014年にはカレラカップで2回表彰台に登り、1勝を挙げています。マッテオ・カイローリにとっては2015年がポルシェ ジュニアの初シーズンになります。カイローリは、ポルシェ ブランド・トロフィーシリーズのワールドワイドセレクションの覇者として浮上してきました。彼は2014年に、ポルシェ カレラカップ イタリアで優勝を飾っています。

この3名の若いドライバーは、ワンメイクシリーズに加えて、ニュルブルクリンクにおけるVLN耐久選手権の数戦にポルシェを駆って出場します。カイローリとミューラーは、ニュルブルクリンク24時間レースで実力を披露するチャンスも与えられます。

人材発掘およひ若手育成プログラムは、ポルシェ モータースポーツの長い伝統となっています。1997年以降、サポートを受けた多数のドライバーが、ポルシェ ジュニアから国際的なGTレースやプロトタイプレースへと昇格することに成功してきました。ポルシェ ジュニアプログラムは、ワンメイクカップを通して、前途有望な若者にワークスドライバーの契約を得るチャンスを提供しています。スーパーカップは、プロレーシングキャリアのための出発点と見なされています。ポルシェ ジュニアプログラム出身の最も成功したドライバーが、ポルシェ ワークスドライバーのティモ・ベルンハルト、マルク・リーブ、そしてパトリック・ロングです。2014年のポルシェ・モービル1スーパーカップで優勝したアール・バンバーは、今年ポルシェ ジュニアからワークスドライバーに昇格しました。2015年シーズンにバンバーは、米国のチュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権でポルシェ911 RSRを、スパとル・マンのWECレースでLMP1クラス919ハイブリッドを駆ります。