トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、環境学習施設「トヨタの森」(豊田市岩倉町)の緑化に関する取り組みが高く評価され、「第3回 みどりの社会貢献賞」を受賞した。

同賞は、公益財団法人都市緑化機構が主催し、良好な緑地管理や市民開放等による地域貢献、および生物多様性保全等の環境活動で顕著な功績が認められた企業を表彰するもので、今回で3回目。企業の主体的な都市緑化、そして、緑豊かで潤いのある都市づくりの推進を目的として実施されている。

「トヨタの森」は、トヨタ本社に近い市街地近郊の社有林を、1992年より、かつての里山をモデルとして整備し、1997年から社会貢献活動の一環として一般公開している。45haにおよぶ森林では、生きものの観察など自然に親しむためのエリアや、希少な動植物保全のためのエリアなど、本来の地形や特色を活かす整備を施している。
現在では、主に環境教育の場として活用され、2001年より実施している、地域の小学生向け自然ふれあい体験学習は、豊田市内を中心に年間7千人以上が参加しているほか、様々な用途で年間約1万2千人が訪れている。

「第3回 みどりの社会貢献賞」の表彰式は、10月1日に愛知県長久手市の愛知県立大学で開催される全国都市緑化祭記念式典において、秋篠宮殿下同妃殿下ご臨席のもとで実施される予定。

トヨタは、これからも「トヨタの森」をはじめとする、森づくり・環境学習等の取り組みを通じて、地域と社会の持続的な発展に向けた環境保全に幅広く貢献していきたいと考えている。


<トヨタの森 概要>
所在地:愛知県豊田市岩倉町一本松(フォレスタヒルズ内)
面積:45ヘクタール
開設:1997年10月
概要:里山をモデルとした森林整備および主に地域の小学生を対象とした環境教育を実施
ホームページ:www.toyota.co.jp/toyotanomori