三菱 ミニキャブMiEV 【新型車】
カテゴリー: 三菱の新型車
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2011/11/24
三菱の新世代電気自動車、第2弾は
ミニキャブバンをベースにした軽商用車
↑ボディカラーは、写真のホワイトソリッドを含む、全3色を用意する
コンセプト
積載性を維持しながら
高い環境性能を獲得
環境汚染や地球温暖化、石油エネルギーの枯渇など、自動車が直面する課題に対応するべく、三菱が独自のMiEV(ミーブ)コンセプトに基づいた電気自動車、i-MiEVの販売を開始したのは2009年7月のこと。このi-MiEVで得られた技術やノウハウを最大限に生かして開発された軽商用電気自動車が、ミニキャブMiEVだ。三菱の新世代電気自動車の第2弾となる。ベースとなるのは軽商用車のミニキャブバンで、駆動系にはi-MiEVで実績のある駆動用バッテリー&モーター等を搭載する。ミニキャブバンと同等の積載性と、軽商用車として十分な一充電走行距離を両立。さらに、価格を抑えることで高い経済性も実現させている。
内外装
オプションで差別化できるエクステリア
EVならではのメーターパネルを採用
エクステリアはミニキャブに準じた内容となる。ただし、電気自動車の先進性をアピールする専用デカールやメッキフロントグリルなど、外観をグレードアップするエクシードパッケージが、メーカーオプションで用意される。インテリアもミニキャブに準じたものだが、セレクターレバーは、「D」「Eco」「B」の3つのポジションとなる。メーターパネルも、EVならではのデジタルスピードメーターと、パワーメーター、バッテリー残量計、航続可能距離表示を装備したコンビメーターとなる。また、先述のエクシードパッケージにより、前後席の生地張りをオプションで選択することも可能だ。
商用車としては必須不可欠な積載性だが、大容量の駆動用バッテリーを床下に、モーターやインバーターなどを荷室下に搭載することで、ベース車と同等の荷室スペースと積載量(350kg:2名乗車時)を確保。商用車に求められる高い実用性が実現されている。
バリエーション
ユーザーの使用状況に合わせて
総電力量が異なる2種類のバッテリーを用意
ボディバリエーションは、標準ルーフとハイルーフの2タイプで、いずれも2名乗車仕様と4名乗車仕様が用意される。安全装備も豊富で、ABSとトラクションコントロールは標準装備。車両統合制御技術「MiEV OS」による駆動用バッテリーの常時監視など、万一の衝突、漏電、故障などへの備えも万全だ。また、車速が約25km/h以下の際、通報音で歩行者等に接近を知らせる車両接近通報装置が全車に装備されている。駆動用バッテリーは、ユーザーの使用状況やニーズに応じた2種類のものが用意される。CD10.5kWhは、JC08モードで一充電あたりの走行距離100kmを。CD16.0kWhは同150kmを達成。AC100Vでの満充電までの時間は前者が約14時間、後者が約21時間となる。
価格はエントリーモデルである2シーター、ハイルーフのCD10.5kWhの240万円から、最上級グレード、4シーターのCD16.0kWhの297万1000円(標準/ハイルーフ共通)まで。経済産業省の補助金制度が適用された場合、10.5kWhの実質的な価格は200万円以下となる価格設定となっている。
POINT
1
写真のハイルーフ仕様と
ノーマルルーフ仕様が用意される
2
EVであることを主張する
独自のインパネとメーター
3
モーター等を荷室下に搭載し
ベース車と同等の積載性を確保
4
急速充電はもちろん
家庭用電源での充電も可能
SPECIFICATIONS
グレード (すべて4シーター仕様) |
CD 10.5kWh | CD 16.0kWh標準ルーフ | CD 16.0kWhハイルーフ |
駆動方式 | MR | ||
トランスミッション | CVT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1915 | 3395×1475×1810 | 3395×1475×1915 |
ホイールベース(mm) | 2390 | ||
車両重量(kg) | 1100 | 1120 | |
乗車定員(人) | 4 | ||
エンジン種類 | 永久磁石式同期型モーター | ||
総排気量(cc) | - | ||
最高出力[kW(ps)rpm] | 30(41)/2500~6000 | ||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 196(20.0)/0~300 | ||
10・15モード燃費(km/L) | - | ||
ガソリン種類/容量(L) | - | ||
車両本体価格(万円) | 240.0 | 297.1 |
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