マツダ プレマシー【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: マツダの新型車
タグ:
2010/07/02
走りの楽しさと優れたパッケージングを両立
多様な機能性により様々なニーズに応える万能ミニバン
↑ボディカラーは写真のクリアウォーターブルーメタリックを含む全7色
コンセプト
「i-stop」を採用し、環境性能を向上
新しいファミリーカー像を提案
世界の自動車主要市場で販売され、累計生産台数83万台(1999年~2010年5月現在)を誇る、マツダのコンパクトミニバン、プレマシーが5年ぶりにフルモデルチェンジを行った。「コンテンポラリー・スマート・チョイス~時代に合ったスマートな選択~」を開発コンセプトに、スポーティな走行感覚や優れた燃費性能などを備え、家族や環境に優しい車としてモデルチェンジを果たした。同時に、多彩なシートアレンジによるフレキシブルな室内空間が目指されており、あらゆるニーズに一台で応えられる、新しいファミリーカー像が模索された。
環境性能も充実しており、アクセラやビアンテでも採用されている、マツダ独自のアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」を「20S」「20E」のFF車に新たに搭載。2Lクラスの国産ミニバンではトップの、10・15モード燃費16.0km/L(電動スライドドア装着車は15.0km/L)が実現された。これにより、i-stopの電動スライドドア付き車は、75%のエコカー減税対象車となっている。
内外装
NAGARE(流れ)デザインを具現化
カラクリなどによる巧みな室内アレンジ
エクステリアは、ボディサイドのキャラクターラインが示すとおり、マツダがこれまでの自動車ショーで発表してきた、自然界の水や風の流れをモチーフとした「NAGARE(流れ)」コンセプトを表現。躍動感とエレガントな雰囲気の両立を狙ったデザインとなっている。またCd値0.30という優れた空力性能を実現。高速走行時の燃費性能や静粛性が向上された。室内では、先代モデル同様に6+Oneパッケージが採用された。いざというときに7人目の乗車を可能にする「カラクリ7thシート」(2列目中央席)と、その背もたれになる「センターアームレスト」が備えられている。背もたれを回転すると1列目席から3列目席間でセンターウォークスルーも可能だ。また、カラクリ7thシートは大型化され、着座時の快適性にも配慮されている。
バリエーション
FF仕様には2Lの直噴エンジンを採用
シングルナノ触媒など新素材も導入
エンジンは、FF仕様の全モデルに直噴の2L DISIエンジンが採用された。このエンジンには、エントリーグレードの「20CS」以外に、i-stopが搭載されている。組み合わされるトランスミッションは、5速のアクティブマチックだ。また排出ガス浄化システムに「シングルナノ触媒」が採用され、従来の触媒と同等の性能を確保しながら、触媒の貴金属の使用量が約70%削減されている。なお8月上旬に発売となる4WD仕様は、2LのDOHCエンジン+4速ATとなる。
価格はFFがエントリーモデル「20CS」の179万9000円から「20S」の209万9000円まで。4WDは「20E」が210万9000円で「20S」が231万4000円だ。
POINT
1
NAGAREデザインによる
ボディサイドのキャラクターライン
2
インストルメントパネルなど
インテリアでも「NAGARE」を表現
3
6+Oneパッケージコンセプト
多彩なシートアレンジが魅力
4
2列目中央席には
カラクリ7thシートが備わる
SPECIFICATIONS
グレード | 20CS | 20E | 20S | |
駆動方式 | FF | |||
トランスミッション | 5AT | |||
全長×全幅×全高(mm) | 4585×1750×1615 | |||
ホイールベース(mm) | 2750 | |||
車両重量(kg) | 1470 | 1500 | ||
乗車定員(人) | 7 | |||
エンジン種類 | 直4DOHC | |||
総排気量(cc) | 1998 | |||
最高出力[kW(ps)rpm] | 110(150)/6200 | |||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 186(19.0)/4500 | |||
10・15モード燃費(km/L) | 15.0 | 16.0 | ||
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/60 | |||
車両本体価格(万円) | 179.9 | 192.0 | 209.9 |
マツダ プレマシー【フルモデルチェンジ】/新型車速報・新車情報