ついに電気自動車も加わったマイクロコンパクト

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↑ボディカラーは写真のラリーレッドを含む全7色。右は、電気自動車のフォーツーエレクトリックドライブ。年内には発売の予定
メルセデス・ベンツが手掛ける、最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性を凝縮したマイクロコンパクトカーであるスマート フォーツー(クーペ/カブリオレ)が、マイナーチェンジを果たした。また、年内にも発売予定の電気自動車、スマート フォーツーエレクトリックドライブの予約も開始された。

エクステリアは大型化されたフロントグリルに立体的なハニカム構造のデザインを施し、クローム加工されたブランドロゴを配置。また、立体的なデザインのサイドスカートおよびリアスカートにより、スポーティな印象が与えられている。

最大のトピックは、従来型から用意されるアイドリングストップ機構付きの1L直3DOHCに加えて、最高出力84ps/最大トルク120N・mを発生するターボ仕様が追加されたことだ。ターボ車は、15インチの専用アルミホイールや本革巻スポーツステアリング(パドルシフト付)などのスポーティな内外装により、ダイナミックな印象が与えられる。

また、年内に発売される電気自動車だが、最高出力55kW/最大トルク130N・mを発生する電気モーターをリチウムイオン電池で駆動する。最高速度120km/h以上を達成し、フル充電で140km以上(NEDC:ヨーロッパ測定値)の航続距離を実現するという。ただし、現状では急速充電には対応していない。

ガソリン仕様のモデルバリエーションは、159万円という魅力的な価格となったベースグレードのフォーツークーペmhdに加えて、装備の異なるフォーツークーペmhdプラス、フォーツークーペmhdパッション、ターボ仕様のフォーツークーペターボと、クーペモデルのラインナップの充実化が図られている。カブリオレはターボ仕様のフォーツーカブリオターボのみのモノグレード展開となる。

価格はNAエンジンのエントリーモデルであるフォーツークーペmhdの159万円から、電気自動車であるエレクトリックドライブの295万円まで。エントリーモデルは、25万円の大幅値下げとなった。
グレード クーペmhd カブリオレターボ エレクトリックドライブ
駆動方式 RR
トランスミッション 5AT -
全長×全幅×全高(mm) 2740×1560×1540
ホイールベース(mm) 1865
車両重量(kg) 840 870 -
乗車定員(人) 2
エンジン種類 直3DOHC モーター
総排気量(cc) 999 -
最高出力[kW(ps)rpm] 52(71)/5800 62(84)/5250 55(74)
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 92(9.4)/2800 120(12.2)/2000-4750 130(-)
10・15モード燃費(km/L) 22.0 18.0 -
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/33 -
車両本体価格(万円) 159.0 219.0 295.0
■発表日:平成24年5月24日 ■取り扱い:スマート正規販売店