ミニ ミニハッチバック

ミニの基幹モデルであるハッチバックモデルの「ミニ」がモデルチェンジした。

コンセプトを継承しながらも内外装やパワートレインを一新

プレミアムコンパクトセグメントの新たなスタンダード

BMWの開発・製造となってから3代目となる新型。「プレミアムコンパクトセグメントの新たなスタンダードとなる必要条件をすべて満たしている」とメーカーが評するとおり、全体のクオリティが高められている。

また、視認性および操作性の高いナビシステムが搭載された。前車接近警告機能、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)、アクティブクルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイなど数々の先進技術も採用されている。

ひと目でミニとわかるデザインがさらに進化

フロントフェイスでは、ミニのデザインアイコンである丸型ヘッドライト、六角形グリルなどは踏襲。デザインは現代風にアレンジされた。

フロントグリルは縦方向に拡大。より初代ミニへのオマージュが強調された。また、新たに導入されたLEDヘッドライトによって、夜間での存在感もより強くなっている。

サイドビューは、独特のキャビンデザインや前後の短いオーバーハングなど従来モデルのデザインを引き継いでいる。一方で、後方に向かってなだらかに下がるルーフラインや、より寝かされたバックガラスの角度により、スポーティさと軽快感が演出された。

インテリアでも、トグルスイッチなどのデザインアイコンは引き続き採用される。しかし、インパネは大きく変更されている。従来のセンターメーターの場所にセンターディスプレイを配置。スピードメーターは、ステアリングコラム上に設置された。よりモダンで質感の高いデザインとなっている。

新開発のターボエンジンを全モデルに採用

エンジンは、クーパーには最高出力100kw/最大トルク220N・mを発生する1.5L 直3ターボ、クーパーSには同141kw/280N・mを発生する2L 直4ターボを採用。いずれも可変制御システムと直噴ターボが組み合わされ、出力と効率が高められた。特にクーパーは、先代モデルと比べトルクが約40%も向上しながら、燃料消費率は約15%も低減している。

価格は、6速MTを採用する「クーパー」の266万円から、6ATの「クーパーS」の332万円までとなる。

クーパーSのリアスタイル。ルーフスポイラーやセンター2本出しのエキゾースト、バンパー下部のディフューザー風の処理などスポーティさが増している

クーパーSのリアスタイル。ルーフスポイラーやセンター2本出しのエキゾースト、バンパー下部のディフューザー風の処理などスポーティさが増している

こちらはクーパーのリアルスタイル。従来型に比べて大型化されたリアコンビネーションランプによって、個性豊かな表情となっている

こちらはクーパーのリアルスタイル。従来型に比べて大型化されたリアコンビネーションランプによって、個性豊かな表情となっている

従来モデルでは、センターメーターのあった場所には、新たにディスプレイが配された。トグルスイッチには、新たにエンジンスタート/ストップスイッチを設置

従来モデルではセンターメーターのあった場所に、ディスプレイが配された。トグルスイッチには、エンジンスタート/ストップスイッチを新たに設置している

クーパーは1.5Lのダウンサイジングターボを搭載。従来型よりトルクが向上しながらも燃費は約15%も低減している

クーパーは1.5Lのダウンサイジングターボを搭載。従来型よりトルクが向上しながらも燃費は約15%も低減している

グレード クーパー クーパーS
駆動方式 FF
トランスミッション 6MT 6AT 6MT 6AT
全長×全幅×全高(mm) 3835×1725×1430 3860×1725×1430
ホイールベース(mm) 2495
車両重量(kg) 1170 1200 1240 1270
乗車定員(人) 4
エンジン種類 直3DOHC+ターボ 直4DOHC+ターボ
総排気量(cc) 1498 1998
最高出力[kW/rpm] 100/4400 141/5000
最大トルク[N・m/rpm] 220/1250-4300 280/1250-4600
JC08モード燃費(km/L) 19.2 17.9 15.8 17.6
ガソリン種類/容量(L) -/40 -/44
車両本体価格(万円) 266.0 280.0 318.0 332.0
■発表日:平成26年3月25日 ■取り扱い:ミニ正規ディーラー