輸入車初のハイブリッドモデルを追加

  • SクラスHYBRID ロング|ニューモデル速報
  • SクラスHYBRID ロング リチウムイオンバッテリー|ニューモデル速報
↑ヘッドライトユニットはLEDを多用し存在感を高めている(左) 搭載されるリチウムイオンバッテリー(右)
メルセデスベンツの最高級セダン、Sクラスに新たに追加されたモデルが、輸入車としては初となるハイブリッドモデル、SクラスHYBRIDロングだ。

ベースとなる3.5L V6ガソリンエンジンは大幅な改良が施され、熱効率の改善が図られた。組み合わされるハイブリッドモジュールは、薄型モーターがエンジンとトランスミッションの間に組み込まれる。これを量産車では初採用となるリチウムイオンバッテリーで駆動するというもの。

このユニットは徹底した小型軽量設計が施され、通常の3.5Lユニットからの重量増はわずか75kg増に抑えられている。またリチウムイオンバッテリーはエンジンルーム内に設置されるため、トランクスペースは通常のガソリンモデルと同じ容量が確保された。

モーターは最大トルク160Nmを発生。発進時や加速時に、ブースト機能としてエンジンをサポートする。また減速時には回生ブレーキとして運動エネルギーを回収、バッテリーを充電させるシステムだ。トランスミッションは、7速ATの7Gトロニックスが組み合わされる。

時速15km/h以下になるとエンジンを停止させる、ECOスタートストップ機能も装備される。これらにより、10・15モード燃費は11.2km/LとS350に比べて約30%向上された。ガソリンエンジンを搭載したラグジュアリーセダンとしては世界最高レベルの燃費効率と最小レベルのCO2排出量を実現したとメーカーはうたっている。

左ハンドルのみの設定で、価格は1405万円。

グレード HYBRIDロング
駆動方式 FR
トランスミッション 7AT
全長×全幅×全高(mm) 5230×1870×1485
ホイールベース(mm) 3165
車両重量(kg) 2070
乗車定員(人) 5
エンジン種類 V6DOHC+モーター
総排気量(cc) 3497
最高出力[kW(ps)rpm] 205(279)/6000+15(20)
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 350(35.7)/3000〜5000+160(16.3)
10・15モード燃費(km/L) 11.2
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/90
車両本体価格(万円) 1405
■発表日:平成21年9月3日 ■取り扱い:メルセデス・ベンツ正規販売店