今が底値な2代目ワゴンRから「買いの1台」を探せ!
2018/12/30
この時代に、2代目がトップ10に!
カーセンサーでは、「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」という中古車の注目度ランキングを作成しています。
上位には、憧れや興味が集まるモデルというより、手が届きやすい価格帯の現実的な中古車が多くランクインする傾向にあります。
2018年、7位にランクインした2代目ワゴンRなど、その最たる例でしょう(憧れて問い合わせた人、スミマセン!)。
ワゴンRはネームバリューも高く、2代目といえば軽乗用車の“安い順”に並び替えてもよく目にする車種。もしかすると、この“安い順”の絞り込みで、多くのユーザーの目に触れているのかもしれません。
しかし、このモデル、グレードが多岐にわたっており、カーセンサー上で絞り込めるだけでも、なんと60種類以上!
安さからたどり着いた皆さんは、この中からどのグレードを狙っていいのか、迷子になっているかもしれませんね……。
そこで今回は、皆さんがよりベストな「買いの1台」にたどり着くための“分岐点”を紹介したいと思います。
ターボにする? NAにする?
2代目ワゴンRには、大きく分けて4種類のエンジンが搭載されています。
ひとつは、軽自動車の排気量が660ccに拡大されたとき(1990年)から使われ続けてきたSOHC3気筒エンジンの「F6A」型。
もうひとつが、F型エンジンの後継機として登場したDOHC3気筒エンジンの「K6A」型で、その2種にそれぞれターボとNAが用意され、全4種類というラインナップです。
どれが搭載されているかは、車検証を見て確認しましょう。(目視だと、ボンネットにエアインテークが付いていればターボ、なければNAという点は確認できます)
ちなみに、NAエンジン搭載車であれば1999年の10月以降、ターボエンジン搭載車であれば2001年6月以降はすべてK6A型エンジン搭載車です。
個人的なオススメは、K6A型のターボエンジン搭載車。
トルクフルなターボエンジンは普段乗りが中心でもかったるさは少ないでしょう。
エアロパーツをまとった「ワゴンR RR」シリーズであれば、全グレードでK6Aターボとなるので、そちらに絞ってチェックするとより近道かもしれません。
ただ、ターボ車でもオイル管理が悪い個体だと、トラブルを抱えている懸念も……。
そういったトラブルを嫌うのであれば、NAのK6Aエンジンという選択肢もアリでしょう。
どちらにしても、タイミングベルトからタイミングチェーンになったK6Aエンジン搭載車を選んでおきたいところです。
ミッションはどうする?
2代目ワゴンRに用意されるミッションは5速MT、3速AT、4速AT、そしてCVTの4種類。
マニュアルを小気味よく操れる人であれば、5速MTをオススメするところですが、日常のアシとして考えるのであれば2ペダル車が楽ですね。
CVTは、今でこそ軽自動車の主力ミッションとなっていますが、このモデルの発売当時はまだまだ発展途上。
2001年11月のマイナーチェンジでラインナップからいったん消滅していることからも、そんな歴史が理解できます。
ということで、オススメは4速AT車です!
レアな仕様で他の人と差をつけることも!
新車時に100万台以上が販売されたザ・定番モデルながら「ツウ」な選択肢も存在します。
例えば初期型にのみ存在していた運転席側1ドア、助手席側2ドアの4ドアモデル。
初代モデルは、全車ワンツードアでデビューしたワゴンRですが、モデル途中で5ドアモデルが追加され、人気の中心はそちらになってしまいました。
そのためこの世代の4ドアモデルはレアな部類に入るといえます。
また、メーカーオプションのサンルーフ搭載車も珍しい1台でしょう(こちらも初期型のみ)。
ワゴンRのルーフは、先端から後部座席の前方あたりまで広い範囲が開くタイプとなっており、全開にしたときの解放感は抜群。
ただ、記事執筆時点でも2台だけと超希少モデルです。
以上のような分岐が存在する2代目ワゴンRですが、単に“安い順”で並べてしまうと、走行距離10万kmオーバーの個体がズラリと続いてしまいます。
でも実は走行6万km以下の個体でも総額20万円台から、同程度のターボモデルでも総額30万円台から存在しています。
なので、表示順は「走行距離」や「年式」などにした方が絞りやすいかもしれません。
できれば記録簿が残っている個体で、定期的なメンテナンスが受けられていた車両を見つける……というのは、ワゴンRに関わらず中古車選びの鉄則です。
しかし、軽自動車は前オーナーが車に詳しくないというケースも多いだけに、一層のチェックを心がけましょう。
古いモデルですが「買いの1台」は存在するはずです。
ぜひお宝探しにチャレンジしてみてください!
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