カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーで3位のパジェロミニ(2代目)! 現役オーナーがガチのオススメをご紹介!
2026/01/01
▲モデルとしての歴史が長いパジェロミニ。特別仕様車なども多く、年代によってデザインの違いも楽しめる。写真は2010年ごろのもの発売から25年以上経過した軽クロカンが
カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーで3位に!
毎年カーセンサーが実施している、その年で最も注目された中古車を決める「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」。
今年はそこで、2代目パジェロミニが3位を獲得しました。何を隠そう、筆者も初代パジェロミニを所有しているので、世代は違えど、皆にパジェロミニが愛されているのがうれしい限りです。
▲筆者の愛車“ぱじぇろう”です!(笑)
▲こちらが2代目パジェロミニ2代目パジェロミニの中古車平均価格が45.7万円と買いやすい価格帯。さらに約470台が出回る選びやすい流通量に加えて、本格的なオフロード性能を兼ね備えており魅力的すぎる1台です。
そんな2代目パジェロミニを今狙うなら、どれがオススメなのか、現役オーナーの目線も交えてご紹介していきます。
2代目パジェロミニってどんな車?
初代パジェロミニは、1994年に三菱 パジェロの軽自動車バージョンとして登場しました。
名前は公募によって付けられ、発売時は大変話題となりました。
パジェロ譲りのFRと4WDが切り替え可能なパートタイム4WD「イージーセレクト4WD」や、1気筒に対し5バルブ4気筒縦置きエンジンが採用されたりと、小さな車体に対して高度な技術が最大限に投入されたことも話題となりました。
今回紹介する2代目は、道路運送車両法で「全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下、排気量660cc以下、定員4名以下、貨物積載量350kg以下」という、1998年10月に規格改定がされたタイミングでフルモデルチェンジし、2012年6月まで生産されたモデル。
したがって2代目は初代よりも車両サイズが拡大されています。
▲こちらが初代のパジェロミニ初代の丸目ライトから、先に進化していたパジェロのイメージに似せた角目ライトに変更され、インストルメントパネルデザインも一新されるなど内外装とも大きく変化した2代目。
車体寸法が拡大したことで、室内スペースが広くなり、後席の居住性やラゲージスペースも充実。初代には設定されていなかった後席ヘッドレストが備わるなど、安全性と実用性が高められています。
▲パジェロミニのインテリア。シンプルだけど必要十分かも!グレード解説:新開発のNA(自然吸気)エンジンと、ターボエンジンの2種を用意
グレードは、H53A型と言われる自然吸気エンジン(NA)搭載のXR(後輪二輪駆動)や、H58A型といわれるターボエンジン搭載のSPORTやZR・VR(ともにパートタイム4WD)、さらにリンクス、エクシードなどが年代ごとに販売されていました。
自然吸気エンジン(NA)は初代と比べて改良され、軽自動車では初搭載となる三菱の環境性能対応エンジン「リーンバーンMVV」によって希薄燃焼を実現。環境性能適合と燃費性能を向上させました。
▲こちらがパジェロミニ(2代目)に搭載されるエンジン、リーンバーンMVVただ、動力性能面は車体サイズが大型化したこともあり、山岳地や高速道路でのパワー不足感は否めません。空冷インタークーラーにツインスクロールターボを装着したハイパワーバージョンは、このMVVにターボを装着した環境対応型SOHCターボが後期のVR・ZRグレードに搭載されています。
ちなみにターボ付きエンジン搭載車は、エンジンフードにインタークーラーに冷却空気を導くエアインテークがあるので見分けることができます。また、オートマチックトランスミッションが3速ATから電子制御の4速ATにグレードアップされたこともポイント。
車体は独自の高剛性ビルトインラダーフレームモノコックボディを基に、衝突時のエネルギーを吸収して衝撃を緩和する「クラッシャブルボディ構造」を取り入れた新衝突安全強化ボディを採用するなど、衝突安全性が強化されています。軽自動車とは思えないクオリティを実感できます。
パジェロミニは最低地上高が高く、車体下部やサスペンション、ボディの腐食などを視認しやすいので、気になった車両があったら確認のため、のぞいて見てみるのをオススメします。特に、季節によりタイヤ交換を頻繁に行うユーザー層が多いのでサイドシルのジャッキアップポイントの傷み具合や、リアのサスペンションアームの曲がりなども確認しておきたいポイントです。
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三菱 パジェロミニ(2代目)オススメ①| 普段使いしつつオフロードも楽しみたいなら「VR・ZR系」
2代目パジェロミニの魅力は、軽自動車でありながら本格的なパートタイム4WD(スーパーセレクト4WD)機構を採用し、優れた悪路走破性や雪道性能を備えている点。
その中で特にオススメしたいのが、ターボエンジン×4WDに5速MTを備えた「VR・ZR系」。
▲「VR」は後ろから見るとこのような感じ2010年代前半まで継続販売され、現在の中古車市場でも流通量が安定しており、選びやすい状態が続いています。
「VR・ZR系」は、日常使いと趣味性のバランスが絶妙のグレードとして不動の人気があります。搭載されるSOHC4気筒空冷インタークーラー付きターボエンジンは、環境対応型の仕様となり、64psの最高出力と実用域でのトルク感を両立。
5MTが組み合わせられ(電子制御4速ATも選択可能)、街乗りでの扱いやすさと悪路での確実な駆動力をバランス良く備えています。
特に、雪道やキャンプ場へ向かう林道など、アウトドア用途では強い安心感を発揮してくれます。3ペダルの5MTを、悪路でも颯爽と操れるドライバーって、なんだか頼もしくないですか?
この5MTはクロスレシオというギア比が設定されていて、平坦な道路なら2速発進が可能。その分、急な坂道でも余裕で発進できる力を秘めています。レバー式サイドブレーキを引き、坂道発進するのはベテランドライバーならお手のもの。ただ、クラッチの滑り具合などは注意すべきポイント。クラッチを踏み込んだときの異音の有無も確認しましょう。
初代に比べて車体サイズが拡大され、室内空間や荷室が改善された2代目パジェロミニ。後席にヘッドレストを備えるなど、安全性・実用性は軽SUVとして十分。休日にはちょっとした冒険ができる多用途性はこのグレードの大きな魅力ではないでしょうか。
ちなみに、充実装備に2トーンカラーで上級感を演出した「エクシード」も見つかるので、デザインで個性を出したい人はそちらもチェックしてみるのもオススメです。
▲2トーンカラーが特徴の「エクシード」
▲「エクシード」のシートはこんな感じですいずれも「小型で維持しやすいクロカン」という稀有な立ち位置にあり、中古市場で人気が高くなっています。車体サイズ、環境性能、安全装備、実用性のバランスが取れた2代目は、現代も生活の中で使い倒せる軽SUVとして価値を失ってはいないのです。購入時には、外装の樹脂パーツの状態や加飾部の色あせ、シートのへたり、ガラスの飛び石キズなども確認したいですね。
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三菱 パジェロミニ(2代目)×VR ×ZR▼検索条件
三菱 パジェロミニ(2代目)×エクシードオススメ②:初代の雰囲気を残したグレード「リンクス」
▲こちらがリンクス。初代のように丸目好きなら要チェック!2代目パジェロミニの中で「初代の雰囲気を最も色濃く残した派生モデル」として語られている特別仕様車の「リンクス」。
主な特徴は、専用デザインの前後バンパーやフェンダーフレア、タフな印象を強めるサイドモールや専用グリル、そしてアウトドアギアとの親和性を高めるルーフレールなど、見た目の迫力と今でも通用するアウトドアキャラを高めた外装装備でしょう。
ボディカラーは当時の三菱らしいアースカラー系や2トーンの設定が見られ、90年代クロカンSUVの力強さを軽SUVサイズに圧縮したサブブランド的雰囲気が魅力的です。
パワートレインは基本的にターボ搭載の4WDを軸とした構成で、5MT、4AT双方が設定されていました。エンジンは環境対応型のリーンバーンMVVへ移行していて、燃費性能と実用性のバランスが改善されています。
最高出力は64ps、最大トルクは約10kgmと軽自動車自主規制枠内ですが、もちろんパートタイム4WD(イージーセレクト4WD)により、オンロード巡航から悪路走行まで幅広くカバーできます。特に電子制御4ATは、先代の3ATに比べ高速巡航が圧倒的に快適になっていて好評を得ました。
▲荷室にフロアボックスが装備されるなどアウトドアユースにはありがたい仕様リンクスの立ち位置で重要なのは、クロカン的な価値観に軸足を置いた派生モデルという点です。後期型に設定されたエクシードも街乗りの快適性や上質さを志向した魅力がありますが、リンクスは無骨な外観、専用エクステリア、アウトドア志向の装備によってパジェロらしさを明確に押し出していたのです。専用バンパーやフェンダーアーチがもたらすワイドで安定したフォルムは、通常グレードと比較すると印象が全然違います。
実用面でも2代目へのフルモデルチェンジの恩恵を受け、室内空間やシート形状、後席ヘッドレスト採用、荷室の使い勝手など、先代と比べて大幅な改善が図られているのは共通。一方で、内装質感は標準仕様に準じるため、快適性を求める上級志向よりも、普段使いに困らないシンプルさ&アウトドア志向を評価するユーザーに適していると思います。エクシードのような高級感はない代わりに、気負いなく使い倒せる道具といった印象です。

中古市場で狙う際のポイントは、専用の外装樹脂パーツの状態と下まわり、足回りのチェックです。リンクスはアウトドア志向ユーザーに好まれた経緯から、悪路走行歴や地域的な塩害リスクを受けている可能性が高く、サイドシル、リアサスペンションアーム、ラダーフレーム部位の腐食や変形を確認することが重要です。専用の外装樹脂パーツは入手困難で、色あせや変形も発生しやすいため、見た目の状態も優先的に選びましょう。
リンクスは、初代パジェロミニの雰囲気を現代的に使える実用性へ橋渡ししたモデルといえます。軽SUVとしての道具性、クロカンらしいスタイル、肩肘張らない遊び心を求めるユーザーに、極めて魅力的な選択肢となること請け合いです。2代目パジェロミニの中でもワイルド派やアウトドア派に向けたオススメモデルが、このリンクスなのです。
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三菱 パジェロミニ(2代目)×リンクスオススメ③|高速道路も余裕! ターボエンジン搭載車「スポーツ」
高速道路などでもスムーズに余裕のある走らせたいなら、中古車市場では数少ないですが、「スポーツ」もチェックを。
2代目パジェロミニの初期に設定されていた初代の走りを引き継いだ性格が表れていて、軽自動車ながら直列4気筒DOHC 20バルブ+インタークーラー付きターボ(ツインスクロールターボ)を搭載し、64ps/7000rpmの高回転型エンジンを誇っていました。
丸目ライトにクロカン調というフォルムが初代的な雰囲気を色濃く残す、2代目の初期モデル。高回転までスムーズ&低振動で回るエンジン特性は、軽クロカンでありながら峠のターボ軽、あるいは軽量な四駆スポーティとして楽しみたい向きにオススメです。
▲初代は丸目なおとぼけフェイス。あえてこのデザインを好む人も!
軽量で手足の短さがちょうどいい車体なので、タイトな林道や未舗装路、さらにはワインディングではFRで意外なほどの軽快感と遊び心があります。実用性の面でも、室内空間や後席の居住性は2代目で拡大されました。当時は初代からの買い乗り換えや新規ユーザーも多かったそう。
このスポーツは、知る人ぞ知る希少性が高い20バルブエンジン搭載なので、マニアックな特性が強めです。購入を狙うなら、改造歴、中古履歴を注意深くチェックしましょう。オイル管理の履歴や過去にブーストアップなどをしていないか(社外のブースト計が付いていたら要注意かも)や社外マフラー装着歴などを含めて確認しましょう。
また、ビルトインラダーフレームフレーム構造という特性を理解し、下まわりやサイドシル、ジャッキアップポイントなどの腐食・歪みチェックも怠らないように。
専門的になりますが、ターボの冷却用フルード循環パイプの腐食やボンネットのエアインテークの浸水防止スポンジ劣化、それに伴うベルトプーリー周辺の腐食なども多数報告されています。実際、私の愛車であるパジェロミニも、初代ですがこのトラブルで修理をしたので、皆さんお気をつけて!
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三菱 パジェロミニ(2代目)×スポーツ※中古車の流通状況により物件が表示されない場合があります。
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三菱 パジェロミニ(2代目)
自動車ジャーナリスト
瀬イオナ
車メディアの雑誌編集部員を経て、2024年にフリーランスとして独立。「走って書ける」自動車ジャーナリストを目指して修行しながら、若手ジャーナリストとして活動中している。車業界に入ったきっかけは、某動画で中谷明彦師匠を見つけたこと。現在に至るまで「ドライビング」はもちろん「ジャーナリスト」の心得など業界におけるすべてを教わりながら日々鍛錬中である。趣味はドライブ、レーシングカート、サウナ。
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