▲ほんとにこんな車あると思ってませんか? 私もないと思っていましたが探してみると意外とみつかりました。ちなみにこちらは『マイベスト・オブ・牛丼カー』です ▲ほんとにこんな車あると思ってませんか? 私もないと思っていましたが探してみると意外とみつかりました。ちなみにこちらは『マイ・ベスト・オブ・牛丼カー』です

サクッと手軽に食べれてしかも旨い! 車で例えるならこれ!!

みなさんこんにちは、編集部のてんちょ~です。

突然ですが『牛丼』って好きですか? もちろん食いしん坊の私は大好物です。

街中のいたるところに店舗があり、値段も安いから手軽なうえ、注文してからあっという間に提供されるので、忙しいときでもサクッと食べれて、しかも抜群に美味い……。

「早い、安い、美味い」という三拍子が揃った食の王『牛丼』。 ふと思ったのです。そんな『牛丼』『車』に置き換えたらどんなに『旨い』ことでしょう。

早速どんな車種になるのか考えてみましょう。

まずは『速さ』。牛丼のように提供のスピードが『早い』ということは、車で例えるならば『速さ』です。なので馬力が高かったり運動性能が高い車でないといけません。つまりスポーティな走りが期待できる車になります。

次は『価格』。さすがに数百円で買える、とはいきませんが総額100万円以下の車両が存在するモデルであれば、牛丼のように『安い』といえるでしょう。

上記2点を満たして車が購入できたとしたら、満足感で満ち溢れ、思わず牛丼を食べたときのように「ウマイッ!!」と声を上げ、『旨さ』を実感することでしょう。

これらの要素が揃った車を『牛丼カー』と呼ぶことにします。これより私の独断と偏見で選んだ『牛丼カー』を5台紹介します! なおかつその車の中で一番旨味のある価格帯や走行距離のゾーンも考えてみますよ!!
 

日産 スカイラインクーペ(11代目)

▲セダンに遅れること1年半、ファン待望のクーペモデルが登場しました ▲セダンに遅れること1年半、ファン待望のクーペモデルが登場しました

こちらのスカイラインクーペは、基本的なプラットフォームはセダンと同様ですが、ボディは全長と全高が短く、その一方で全幅は広くなっているため、外板パーツはほぼ別物。リアまわりのコンポーネントはフェアレディZ譲りのものが使われるなど、名前こそ同じですがセダンとは一線を画したスペシャルモデルとなっています。

V6 3.5Lエンジンを搭載するモデルで、その馬力は当時の自主規制いっぱいの280ps。馬力だけでなく太いトルクで1500kg越えの車体をグイグイ引っ張っていく頼もしい存在です。

しかも6MTモデルも設定されているので、ガンガン走り込みたい人にもうってつけ。110台ほどの掲載台数のうち30台弱がMTモデルとなります。

速さは良しとしてその価格が気になるところですが、なんと総額30万円台から狙えてしまいます。MTモデルは人気が高いようで、総額70万円ほどからですが、それでも十分お値打ち価格ではないでしょうか。

値段と走行距離のバランスを見てみると、走行距離5万km未満の物件で総額60万円未満の物件が、一番旨味が感じられるゾーンだと感じます!

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日産 スカイラインクーペ(11代目)

マツダ アクセラスポーツ 2.3 マツダスピード(初代)

▲運転する楽しさを高次元で体現した新世代のスポーツハッチバック。ブランニューモデルですが実質的にはファミリアの後継モデル ▲運転する楽しさを高次元で体現した新世代のスポーツハッチバック。ブランニューモデルですが実質的にはファミリアの後継モデル

アクセラスポーツ マツダスピードといえば、ボンネットに大きなエアダムが付いた2代目の印象が強いですが、初代にもハイパフォーマンスモデルは存在していました。

見た目はちょっと控えめですが、中身は264psを絞り出す直4ターボエンジンと6MTが組み合わさっているスパルタンな仕様です(ATモデルの設定はありません)。

そして価格は2代目が軒並み総額100万円オーバーなのに対し、初代は掲載されているほとんどが総額100万円以下で狙えてしまいます。安いものだと50万円以下、といった物件も存在します。

広くすっきりとしたラゲージスペースはハッチバックならではなので、実用性も十分なのでハンドルを握ったら思わず「旨い!」と言ってしまう1台かもしれません。

走行距離が5万km未満の物件だと120万円以上と若干高値。なので、6万km台までの物件を総額90万円台前半で狙うと旨味が増すはずです。
 

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マツダ アクセラスポーツ 2.3 マツダスピード(初代)

三菱 ギャランフォルティススポーツバック 2.0 ラリーアート(初代)

▲セダンボディのギャランフォルティスに対し、5ドアハッチバック車としてラインナップに追加されたモデル ▲セダンボディのギャランフォルティスに対し、5ドアハッチバック車としてラインナップに追加されたモデル

こちらはセダンのギャランフォルティスにあるスポーティグレード『ラリーアート』のデザインが流用され、サイドからリアにかけてはクーペをイメージさせるデザインとなるモデル。2.0Lターボエンジンと6ATが組み合わさったモデル。馬力は240psとまずまずのパワーを誇っています。

しかしこのモデルで注目すべき点は、馬力ではなく搭載されるミッションにあります。

ツインクラッチSSTという、スポーツモデルのランサーエボリューションに採用されたものと同じ技術が用いられています。これによりスピーディな変速が可能で、スポーティな走りができてしまうのです。

今回紹介する車の中で一番年式が新しい車なので、総額100万円以下で買える物件はまだまだ少ないですが、今後の価格変動を見守り、さらなる『牛丼カー』化を期待したい1台です。

総額100万円未満の車は、走行距離10万kmに近いか超えているか……。しかし、このエンジンはタイミングチェーンを使用しているので、10万kmに達したときに大きな整備を必要としません。整備がきちんとされている物件を思い切って価格重視で選ぶと意外な旨さを感じられるかもしれません。
 

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三菱 ギャランフォルティススポーツバック 2.0 ラリーアート(初代)

トヨタ カルディナ GT-FOUR(3代目)

▲スポーティワゴンの代名詞レガシィの打倒を命題に送り出されたモデル ▲スポーティワゴンの代名詞レガシィの打倒を命題に送り出されたモデル

カルディナ GT-FOURは2.0L直4ターボエンジンを搭載し、260psを発生させるパッと見ファミリーカーのようなモデルです。搭載されるエンジンは同社のスポーツカー『セリカ』に使われたエンジンと同型なので、高いパフォーマンスを発揮します。

さらにボディ、サスペンション、タイヤに至るまで各部分を鍛え上げて、スポーティな走行性能を実現しています。

価格は総額40万円台からと非常にリーズナブル。しかも、ワンオーナーで走行距離が3万km以下の物件も100万円+数万円程度で買えてしまうレベルです。

庶民派なステーションワゴンという部分も、まるで牛丼のように親近感が湧くモデルです。

長く乗る人が多いおかげか、ワンオーナーの物件もちらほらあります。整備記録も把握しやすく、どんな道を歩んできたのか素性もわかりやすいのでオススメです。中でも走行距離5万km以下で総額80万円以下に抑えることができれば、最高の旨味を感じられるはずです。
 

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トヨタ カルディナ GT-FOUR(3代目)

ホンダ シビックタイプR(2代目)

▲2代目のシビックタイプRはイギリスの工場で生産され日本へ輸入されたバイリンモデル ▲2代目のシビックタイプRはイギリスの工場で生産され日本へ輸入されたバイリンモデル

こちらの2代目シビックタイプRは、先代モデルより排気量が大きくなり、ファンが多いVTECエンジンは、215psを絞り出します。組み合わされるミッションは専用のクロスレシオタイプの6MT。ボディ剛性強化やサスペンションチューニングなど随所にわたって入念なセッティングが施されており、初代同様にギュンギュン走れるホットハッチモデルです。

ですが、価格は初代が総額100万円オーバーなのに対し、こちら2代目は60万円台からと格安。当時は販売台数が少なく、存在感が薄くて不人気だったことがどうやら価格に影響しているのだと思われます。

しかし、ひと口食べればその味は絶品。元気なNAエンジンの旨味のとりこになるはずです。

ですが、低走行車などは130万円以上で販売されているので、今後高騰する恐れもあります。この値段で2代目シビックタイプRの旨味を感じられるのは今だけかもしれません。

こちらもギャラン同様タイミングチェーンを使用した車です。しかも走行距離が10万km前後の車だと価格がガクッと落ち、総額70万円から狙え、旨味を感じるゾーンだと思います。
 

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ホンダ シビックタイプR(2代目)
text/てんちょ~(編集部 大平拓摩)
photo/カーセンサー、日産