ブリティッシュな雰囲気を醸し出す、緑のMR-Sが気になっちゃったので見てみた!
2018/09/15
自動車ライターのフナタンが、カーセンサーを見て気になった中古車を見に行く雑誌版カーセンサーの連載、“気になるクルマに会いに行こう!” その取材中にたまたま目に入って「気になっちゃった」別の車を紹介しちゃいます!
速いだけがスポーツカーじゃないんです
雑誌版カーセンサー連載企画、「気になるクルマに会いに行こう!」のスピンオフ企画としてすっかりお馴染みになった(と思っている)この企画。
今回お邪魔したお店はスポーツカー専門店ということもあり、S660、インプレッサSTI、スイフトスポーツ、NISMOロードカーと、個人的に気になっちゃった車のオンパレードで、どれを取り上げようか目移りしてしまうほどでした。
そんななかでワタクシの琴線に触れたのが、こちらのMR-Sです。
本来の取材対象がコペンだったということもあり、「オープンカーってやっぱりいいなぁ……」と感じていたため、タンカラーの幌が目に入ってきたのです。
MR-Sは1984年にMR2として登場した国産自動車メーカー初の市販ミッドシップ車の後継車種であり、日本国外では3代目MR2としても販売されていた車種なのです。
初代、2代目のMR2は過給機付きモデルが設定され(初代はスーパーチャージャー、2代目はターボ)一部では危なっかしい車という評価もあった車種でしたが、3代目は140psを発生する1.8リッターのNAエンジンのみのラインナップとなり、速さを求めるよりも操る楽しさに主眼を置いたモデルとなりました。
そして、一番の違いはソフトトップを備えたオープン2シーターとなった点。初代、2代目にもTバールーフ仕様はありましたが、完全なオープンモデルとして生まれ変わったというわけです(2代目にはトヨタテクノクラフトが手掛けたMRスパイダーというオープンモデルが受注生産されていましたが)。
そんなオープンエアモータリングとミッドシップレイアウトのハンドリングが1台で楽しめるなんとも欲張りなMR-Sですが、こちらの物件はなんと2000年に追加されたトップグレードの「Vエディション」ではありませんか!
専用ボディカラーのダークグリーンマイカにタンのソフトトップと本革シートの組み合わせは、ブリティッシュな雰囲気を漂わせていますね。
マニアな視点からしてみると、Vエディションにのみ標準装備されていた光沢仕様の純正アルミホイールが失われているのが残念ですが、走行距離も7.4万kmで、ソフトトップの状態も悪くないし、通常は黄ばみ切ってしまっているヘッドライトが、新品のようにクリアな状態をキープしているのはプラス要素と言えるでしょう。
さらに気になったのは、こちらの物件がSMT(シーケンシャルマニュアルトランスミッション)だということです。
国産量産車初であるこのミッションは、クラッチレスMTであり、クラッチ操作が不要な以外はMT車と同じようにギアチェンジが必要というもの。
MTを好むユーザーには少し物足りないかもしれませんが、AT限定免許でも楽しめるというメリットがあります。
ただし、MR-Sの定番トラブルのひとつがこのミッションなのです。その分手ごろな価格で狙える物件も多いのですが、実車確認の際にはしっかりとチェックしておくようにしましょう。
いかがでしょうか。もし私と同じように気になっちゃった方がいらっしゃいましたら、ぜひカーセンサーnetでチェックして販売店へ足を運んでみてくださいね!
この記事で紹介している物件
あわせて読みたい
- アウトドアブームの過熱を引き金に、規格外に車内が広い車の注目度が上がる!?
- 【トヨタ タンクの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 次期クラウンの開発事情
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】
- 【試乗】新型 トヨタ MIRAI|日本が生んだ大人のサルーンは、世界初の技術とともに進化を続ける
- 【だけじゃないクルマ屋さん巡り】まるでアウトドアショップ!? 玄人キャンパーも垂涎のお店「U-BASE湘南」
- こんなご時世だからこそ欲しくなる! パーソナルモビリティの先駆け、スズキ ツイン