他人とカブらない希少絶版クーペが総額200万円以下で狙える
2018/04/16

オシャレさんにすら見える!? しかもお手頃価格!
ボクはボーダー柄のTシャツを着ると、かなりの確率で周囲の人とカブる。その場で脱いでしまいたくなるほど気恥ずかしくなるのだが、愛車がカブるのって、オーナーはどう思うのだろう?
もちろんファッションも車も、気にしなければいいだけの話だけれど、個人的にはショッピングセンターやサービスエリアの駐車場で、同じ車種(しかも同じ色!)を何台も見かけると「自分の車を探すのが大変じゃないかな」と余計な心配をしてしまう。
とはいえ希少ということは販売台数が少ない、つまりあまり売れていないこととほぼイコールだ。そんな車で、かつオシャレさんに見える個性を備えた車なんてあるのか? と思ったが、意外とあった。
いずれも「どうせベースが人気車で売れているから、販売面は気にせず遊んじゃえ!」と開発陣が思ったんじゃないかと思えるような、斬新なデザインだ。
例えばルノー アヴァンタイムは人気のミニバンのエスパスを「高級クーペに変えちゃおう!」と、ドアを2枚にして内外装も別物に仕立ててしまった。
ミニペースマンは、BMWがミニをひと回り大きくし、ミニ史上初の4枚ドアを与え、車高を高めたSUVのミニ クロスオーバーがベースだ。それを「クーペにするとカッコよくね!」と先述の努力を無に帰すかのようにドアを2枚はぎ取り、車高を下げた。
アルファブレラは巨匠ジウジアーロが出した、マセラティクーペをベースとしたと思われるコンセプトカーを、アルファロメオが「うちの主力セダンの159を使ってやらない?」と誘って量産化。
もうね、そんな成り立ちからして個性的。トヨタ クラウンなんか次が15代目でしょ? 「そういう名を受け継ぐってことは大変なんだろうなー」的な肩の力の抜け加減が素敵。だからか、いずれも1代限りの絶版車。もしかしたら作る側は百も承知だったからかもしれないけれど。
しかもうれしいのは、いずれも売れなかったゆえ、あまり知られていないってこと。希少だからって人気が集中することなく、中古車が安いのだ。原稿執筆時点での中古車平均価格は、ルノー アヴァンタイムが115.2万円、ミニ ペースマンは180.6万円、アルファロメオ アルファブレラは148.7万円。
3台とも総額200万円で十分手に入る。他人とカブらない洋服で自分の個性をアピールできたとしたら、とてもオシャレな人だと思う。それは車も同じなんじゃないかな。



▼検索条件
ルノー アヴァンタイム(初代)×総額200万円以下×修復歴なし×支払総額あり▼検索条件
ミニ ミニペースマン(初代)×総額200万円以下×修復歴なし×支払総額あり▼検索条件
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