キャンプのためのクルマ選び。大切なのは「ちょうどよさ」|Carsensor IN MY LIFE

どんなキャンプをしたいか考えてみよう

キャンプの楽しみ方は人それぞれ。家族となら、川や森で子どもたちに非日常的な体験をさせてあげる。恋人となら、満点の星空の下でロマンチックに過ごす。仲間となら、バーベキューでワイワイ楽しむ。いろいろな喜びや感動がある。

そんなアウトドアライフを支えるクルマとは? 選ぶときのポイントは? その答えは、あなたの描く「理想のキャンプ」の中にある。

ミニ ミニペースマン

自分の生活にあったサイズが良い

夫婦2人ならキャンプ道具もコンパクトだからコンパクトカーで十分。逆に、大家族ならシートの数も大きな荷室も必要。当然、大きなクルマになる。つまり普段の生活にあったサイズを選べば、キャンプにもジャストサイズになる! キャンプに行くからといって必要以上に大きなクルマを選ぶことはない。

ホンダ フリード

荷室のカタチも重要だ

荷室で注目したいのは容量よりも、ズバリ荷室の形状がスクエアかどうか。キャンプ道具はテーブルやコンロ、クーラーボックスなど四角いものが多い。そのため、荷室がスクエアなら隙間なくスマートに積める。結果、たくさんの道具をラクに積むことができる。

BMW X3

走りがパワフルなグレードを選ぼう

気に入った車種に、直4の2.4LやV6の3Lなど搭載エンジンのバリエーションが豊かなら、よりパワフルなエンジンを搭載したモデルを選びたい。フル乗車で荷物満載がキャンプの基本。パワーがあれば高速道路の上り坂でもストレスが少ないし、実は安全運転にも繋がる。

メルセデス・ベンツ Vクラス

リアビューモニター付きが安心

キャンプ道具で荷物を満載にした場合、ルームミラーで後方を確認できないこともある。そんなときにあると助かる装備がリアビューモニターだ。キャンプ場から出るとき、行き帰りの途中でコンビニやスーパーに寄ったとき、これがあると後進のときの安心感がまるで違う。

最後は「ワクワクできるか」で選んでみては?

前述の4条件を満たしたものなら、どんなクルマでも間違いないが、その中から代表されるクルマをピックアップした。この中に、自分がそのクルマに乗ってキャンプに行く姿を想像して「ワクワクできた」なら、選択肢に加えてみてはいかがだろう。

ミニ ミニペースマン

ミニ ミニペースマン

ジャストサイズを狙えばオシャレな選択も現実的

普通に考えれば、アウトドアを楽しむのならミニはミニでもクラブマンやクロスオーバーだろう。その考えは正しい。しかし、ペースマンも侮れない。ルーフの低いクーペスタイルだが荷室の形状はしっかりとスクエア。後部座席は左右分割式だから、上手く荷室を拡張することでルックス以上の収容力をみせる。その意外性をキャンプ場で発揮すると、こじゃれて見えてしまうところも憎い。ベースグレードのクーパーよりもパワフルな、クーパーSやジョンクーパーワークスが設定されている。クーパーSの1.6Lガソリンターボでも十分に力強い。

現行型:2013年3月~
車両価格帯:145万~398万円
ボリュームゾーン:190万~250万円

ホンダ フリード

ホンダ フリード

小さなミニバンなら普段使いでもキャンプでも頼れる

コンパクトなサイズながら3列シートで6人乗りと7人乗りが選べるフリード。3列目のシートをたためば天井の高い荷室がキャンプ道具をスマートに飲み込んでくれる。逆に言えば、3列シートをたたまないと荷物は積めない。ただ、大量に荷物を載せるときは頼れる荷室として使え、いざというときには6~7人乗せることもできる。このフレキシブルさを、このボディサイズで実現しているのが素晴らしい。コンパクトなクルマがちょうどよい人には、フリードは外せない選択肢だろう。

旧型:2008年5月~2016年9月
車両価格帯:30万~225万円
ボリュームゾーン:60万~130万円

BMW X3

BMW X3

プレステージ性の高いキャンプライフへ誘う

SUVでキャンプに行く。これはもう憧れ。王道だ。そのうえ、SUVブームの恩恵でその候補車も増えた。選ぶのにもうれしい悲鳴が上がっているが、中でもプッシュしたいのがX3だ。ボディサイズが大きいから人が乗るスペースも、荷物を載せる空間もゆったり。悪路における走行性能も高く、川を渡ってテントサイトにたどりつくようなエンターテインメント性の高いキャンプ場では、そのポテンシャルの一端を垣間見ることができる。サイズが大きいだけにバックカメラは日常でも力を発揮。高級車ゆえ、多くの中古車で装備しているのもポイントだ。

旧型:2004年6月~2011年2月
車両価格帯:50万~258万円
ボリュームゾーン:60万~140万円

メルセデス・ベンツ Vクラス

メルセデス・ベンツ Vクラス

3列目シートを外せばキャンプ道具を満載できる

ミニバンでのキャンプも常套手段。ガチガチに間違いのない鉄板の選択肢と言える。人も乗れて荷物も積める。その中でVクラスを推すのはミニバンの利点をフルに活用できるからだ。そのポイントは2列目と3列目のシートが取り外せること。2列目に人が座っても、3列目シートを外すと、折りたたんだシートが車内に残らないので、広大な荷室が現れる。しかも荷室の左右の壁もほぼ垂直なので、荷物の積みやすさもピカイチ。大きなクーラーボックスも余裕である。なお、ボディが約25cm長いロングを選べば、荷室はさらに広くなる。

旧型:2006年11月~2015年9月
車両価格帯:88万~495万円
ボリュームゾーン:250万~300万円

▼検索条件

ミニ ミニペースマン&ホンダ フリード(旧型)&BMW X3(旧型)&メルセデス・ベンツ Vクラス(旧型)&日産 ラフェスタ&三菱 アウトランダー(現行型)&トヨタ ヴェルファイア(旧型)×バックカメラ
文/ブンタ イラスト/竹内大介 写真/ミニ、ホンダ、BMW、メルセデス・ベンツ、日産、三菱、トヨタ