燃費なんてどれがいいのかわからない! それならいっそ電気自動車、日産 リーフはいかが?
2016/05/17
カタログ燃費は信用できない!? ……だったら電気自動車という選択肢も!
公共交通機関の発達した大都市圏に住んでいない限り、車は通勤や日々の買い物など、日常生活を送るのにかかせないもの。となると、やっぱり燃費が気になりますよね。燃費といえば、最近では三菱自動車の不正が大きな問題となっていますが……でも実際に車に乗ってみると、不正は全く関係なく「平均燃費15km/L? カタログ燃費と違うじゃん」なんて思った経験ないでしょうか。それもそのはず、実際の燃費は走行状況によって大きく変わってくるんです。
「じゃあもう燃費なんてよくわからない! 何を基準に選べばいいの!?」……そんなことを思った方に今回オススメしたいのが日産 リーフ。そう、もはや燃料ではなく電気で走る車を選べばいいんです。とはいえ、まだまだ電気自動車の普及台数は少ないですし、結局いいのかよくわからない、と思っている方も多いでしょう。というわけで、今回は燃料費(電気代)も含めてリーフについてご説明します。
本当におトク? リーフの真実
日産リーフは、昨年12月で登場から5年が経過しました。サイズは全長4445mm、全幅1770mm、全高1550mmで、日産 ノートより一回り大きいくらい。コンパクトカーとミニバンの間くらいでしょうか。
日産自動車によると30kWh駆動用バッテリー搭載車ではJC08モードで航続距離は280km、24kWhでは228kmが可能としています。ただし、乗車人数やエアコンの使用、路面状況などによりかなり変動しますので、航続可能距離は低めに見積もった方がいいでしょう。参考までに、カーセンサーnetのクチコミでは、24kWhで「夏場で120~150kmくらい」、「160~180kmは可能」とのコメントもあります。ガソリン車の給油よりもこまめな充電が必要になるため、充電スポットが近くにない場所でのロングドライブは避けた方がいいかもしれません。
では、皆さんが最も気になる電気代はいったいどれくらいでしょうか。電気自動車って何だかんだ高いんじゃないか、みたいな話も巷では溢れていますが、燃料費で考えると圧倒的に安く抑えることも可能なんです。例えば、日中不在がちの方向けの東京電力の「夜トク8」の料金で考えると、夜間(午後11時~午前7時)に充電すれば、30kWh駆動用バッテリー搭載車をフルで充電したとしても、30kWhx約21円で、約630円しかかかりません。公共の充電スポットなどで充電すればもっと安く抑えることも可能です(無料のところもあります!)。
だいたいの料金はこれで理解してもらえたかと思いますが、電気自動車とガソリン車はなかなか比較するのが難しいので、結局どっちが安いの? というもやもやが残りがちだと思います。というわけで、30kWh(約630円)のリーフで160km走行した場合のガソリン車の燃料費を考えてみます。仮にガソリン車の燃費が20km/Lとすると(かなりいい方だと思いますが)、レギュラーガソリン1Lあたり118円(5月9日時点)で、160km走行するのに944円かかることになります。道路状況や気温、乗車人数などによってかなり変わるので参考値でしかありませんが、リーフは燃料費をかなり安く抑えることができるでしょう。
通勤にオススメ! 総額100万円以下で狙える物件も
さて、先述したように、リーフの魅力はなんといっても安い燃料費。ガソリン車よりもこまめに充電しなければいけないというデメリットも含めて考えると、オススメの使い方は通勤です。
通勤であれば毎日同じ距離を走るので、燃料が足りない……! なんて事態に見舞われる心配もありません。会社近くに充電スポットがあるとなおいいですね。そんなに距離を走らないならば、ちょっとした買い物などの日常使いにもオススメです。
そんなリーフですが、登場から5年が経過したことや昨年11月のマイナーチェンジを受けて、中古車の流通量が増加傾向にあります。2月初めごろの流通台数は約160台でしたが、5月12日時点では840台近くにまで増えました。
本格的な買い時は、補助金がらみの保有義務(当初6年、2013年以降は4年)を過ぎた車が流通し始め、台数が増えると思われる来年以降。しかし、現時点でも総額100万円以下の物件も出回っており、来年まで待たずともお得な買い物ができるでしょう。
平均走行距離が約1万3千kmであることを考えると、3万km以下で狙いたいところ。走行距離3万km以下で総額100万円以下なら即決ですが、数が少ないので早い者勝ちです。
電気自動車なんて選択肢になかったけど、燃料費を考えると意外といいかな、なんて思った方、ぜひ流通台数が多いうちにチェックしてみてください。
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