三菱 アイ(現行型)【概要&変遷編】
カテゴリー: クルマ
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2009/03/04
ミッドシップレイアウトを採用した斬新かつプレミアムな軽自動車
OVERVIEWモデル概要
軽自動車らしからぬ高い乗り心地と安全性を実現
ハイトワゴン系の軽自動車が人気を集める中で、リアミッドシップレイアウトをベースに、他車には真似できないユニークな性能で人気を集めるのが三菱 アイだ。エンジンを後方としたため前輪を思い切り前に出せ、ホイールベースはコンパクトカーさえ上回る2550mm。荒れた路面でも車体を揺らす量が減るなど、乗り心地は軽自動車のレベルを遙かに凌ぐ。MECHANISMメカニズム
2種類のエンジンに組み合わされる操作性の高い4AT
リアミッドシップ成立のため、エンジンは新設計の直3DOHC。当初はターボだけだったが、2006年10月にNAを追加。ミッションは4ATのみだが、シフトゲートはブラインド操作しやすいジグザグ式。2速ホールドレンジを採用し、滑りやすい路面での発進やワインディングでの不用意なシフトアップを防ぐことができる。基本後輪駆動だが、ビスカスカップリングを介し前輪を駆動させる4WDも用意する。EXTERIOR & INTERIOR内外装
外装は未来的で斬新。内装はスマートな収納が◎!
外装は近未来の乗り物か惑星探索車のよう。勢いのあるワンモーションフォルムは車高を感じさせないが、全高はハイトワゴン系より数cm低いに過ぎない。内装も曲線基調で、細部までデザインされた破綻のない仕上がり。助手席前のシークレットボックスにはティッシュ箱が収まり、フタを開けずにティッシュを引き出せるのは秀逸だ。リアエンジンのためラゲージフロアは高めだが奥行きはクラス最長レベル。DRIVING IMPRESSIONドライブフィール
余裕のある走りを楽しみたいなら、断然ターボモデル
乗り心地のフラット感は、軽自動車最良。操縦性も落ち着いており、ミッドシップという言葉から想像するようなクイックさはない。80km/hぐらいまでの動力性能はNAでも十分だが、実用燃費にあまり差がないため、ターボ車のほうがオススメだ。軽自動車で唯一、連続可変バルブタイミング機構をもつターボは低速から力強く、プレミアム感の高いアイのキャラクターにもよく合っている。TIMELINE主な改良・変更・追加
2008年 | 12月/一部改良 | グレード構成の見直しとボディカラーの追加を実施 | |
ボディ色には写真のラズベリーレッドパールのほか、オーシャンブルーメタリック、サンフラワーイエローの3色が追加となった |
NAモデルは上級装備のビバーチェとベーシックなS、ターボモデルはTのみというシンプルなグレード構成に変更。また、オプションの三菱マルチエンターテイメントシステムにワンセグ対応ガラスアンテナが設定された。 |
SPECIFICATIONS代表グレードスペック
2006年1月(デビュー時) | 2007年12月(一部改良時) | |||
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グレード | S | G | L | G |
駆動方式 | MR【4WD】 | MR【4WD】 | MR【4WD】 | MR【4WD】 |
トランスミッション | 4AT | 4AT | 4AT | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1600 | 3395×1475×1600 | 3395×1475×1600 | 3395×1475×1600 |
ホイールベース(mm) | 2550 | 2550 | 2550 | 2550 |
車両重量(kg) | 900【960】 | 900【960】 | 900【960】 | 910【970】 |
乗車定員(人) | 4 | 4 | 4 | 4 |
エンジン種類 | 直3DOHCターボ | 直3DOHCターボ | 直3DOHC | 直3DOHCターボ |
総排気量(cc) | 659 | 659 | 659 | 659 |
最高出力[kW(ps)rpm] | 47(64)/6000 | 47(64)/6000 | 38(52)/7000 | 47(64)/6000 |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 94(9.6)/3000 | 94(9.6)/3000 | 57(5.8)/4000 | 94(9.6)/3000 |
10・15モード燃費(km/L) | 18.4【18.0】 | 18.4【18.0】 | 19.2【18.6】 | 18.6【18.2】 |
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